真珠の日と見えない苦労
赤い真珠って
見たことありますか?
どんなことにも
目に見えない〇〇が
あるんですね
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人ブログ192号は
↓ ↓ ↓
今日もブツブツ言ってます
こんにちは!
広島でお仏壇のことなら
音羽屋の山縣です
音羽屋ではお仏壇をとおして
「仏教のおしえ」
「ご先祖の想い」
に繋がることで
明るく楽しい
生き方になることを
お約束いたします!
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今日は真珠の日
1893年7月11日に
御木本幸吉氏が世界で初めて
真珠の養殖に成功した日
有名なミキモトパールが
誕生した日なんですね
日本人が最も多く持つ宝飾品
とも言われれていて
僕もお数珠のお直しで
よくお預かりします
宝石や木材とはまたちがう
「月のしずく」
「人魚のなみだ」とも
いわれる神秘さが魅力的です
以前知り合いのお坊さんが
「赤い真珠」という
お釈迦さまのおはなしを
教えてくださいました
――――――――――
あるところに「赤い真珠」を
探し求めている長者さんが
いたそうです
しかし赤い真珠は
どこを探しても
誰に聞いても見つかりません
なければつくればいいと
赤い真珠を作り始めます
人の血を取り出して
それを貝の中に入れこみ
三年の年月をかけて
無理やり作り出したのです
できあがったものの
長者の手元にとどくまでに
更に数々の困難に出会います
やっとのおもいで
手に入れた赤い真珠
長者はみんなの苦労に
感激をしていました
しかし・・・
子どもたちに見せると
「こんなのどこにでもあるよ」
「この前引出しの中でみたー」
みんなの苦労をしらずに
適当なことを言っています
それをみた長者さんは
微笑んでいたそうです
この話をした後
お釈迦さまはお弟子さんに
みなさんからすると私は
簡単にサトっているように
見えるかもしれません
このサトリというものは
ちょっとの修行をしたくらいで
手に入るものではなく
ありとあらゆる修行のすえに
たくさんの功徳を積むことで
たどり着く境地なんですよ
――――――――――
と説かれたそうです
現代の私たちは指一本で
スマートフォンから
お釈迦さまの教えに限らず
なんでも調べることができ
簡単に知ることができます
しかしその全てにおいて
調べる側の想像が出来ない
努力や苦労があります
そのことに思いが至らず
そのありがたさに気付かず
赤い真珠をもてあそぶ子どもは
私たちそのものです
お釈迦さまのさとりをはじめ
すべてのモノゴトに
畏敬の念を忘れないように
してくださいね
便利になればなるほど
その恩恵を忘れがちになる
ハッと気付かされるお話でした
昨日もお仏壇の修復の
ご相談を頂きました
とても古くからのモノで
そこにはススやホコリが
積もっている状態でした
しかしこれらのヨゴレ
のように見えるモノは
これまで繋いでくださった
ご先祖様みなさんの
お参りの証(あかし)です
さまざまなご苦労の中で
仏さまへ手をあわせてきた
尊い歴史の証明なんです
そのことを自分自身が
最も理解をしなさいと
改めて気付かされた
真珠の日でした
目の前にあるお仏壇から
仏さまのおサトリや
ご先祖さまの生きざまは
より良く生きるための
導きであるとありがたく
受け取っていきたいですね
仏壇をとおして
仏教の教えで生きるヒントを
ご先祖さまからは生きる力を
いただきましょう!
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
「ブタに真珠」
ということわざがあります
日本のことわざですが
その由来はキリスト教の
聖書からだそうですよ
えー本当ですか?
「イエス!」