千人針
お仏壇をお納めしたお客様から
貴重な日本国旗を見せて頂きました。
お亡くなりになられたご主人が
戦争に行く前に周りの男性から
寄せ書きをしてもらったという国旗。
この大切な国旗をお腹に巻いて
戦場へ向かわれる予定だったそうです。
九州へ移動したところで、終戦。
国旗は、ご主人とともに戻ってきました。
当時、多くの女性が一枚の布に
糸を縫い付けて結び目を作った
「千人針」というお守りもあったそうです。
今、この国旗は大切に
お仏壇の奥に納められています。
初めて目にした、寄せ書きの国旗。
これから、日本の国旗を見るたびに
この様な時代があったことを思い出すことでしょう。
もう二度と戦争が起こらない事を祈っています。