文化八年の御厨子
暑い日が続いていますね~
そんな中、今日は御位牌とお仏像の修復のご依頼で、わざわざ尾道よりご来店くださいました。誠にありがとうございます。
その数、10基!
そして、観音様と御厨子。
ずらっと並ぶとこんな感じです。
厨子の扉に何か書かれてます。
向かって左側に墨で縦書きの文字。
「ほんまじゃやね~知らんかったよ!」という事で、お客様と一緒にあれやこれやと目を凝らします(@_@)
そこから、厨子の扉の部分にある文字は何と書かれているかを解析…
写真を撮って、引き伸ばして印刷して、あーでもないこーでもないと話す事1時間。
文化八未年(ひつじ)、うんたらかんたら、五月朔日(ついたち)と書かれます。
文化八年ということは、1811年。江戸時代、200年以上前じゃないですか!?
何代も何代もに渡って、観音様をお祀り頂いていたんですね。この煤が200年前の煤かと思うと不思議な感じです。
南無観世音菩薩
南無観世音菩薩
合掌