おみくじの順位/広島 仏壇 修理 音羽屋
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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元旦には初詣のお参りに行ってきました。
お参りは妻の実家(大阪府茨木市)近くの春日丘八幡宮さんへ。
広い公園に長蛇の列が出来ていました。
お参りをして、御神酒をいただくと・・・
なぜか、紙コップにナミナミと注いでくださいました。
他の皆さんは少しなのに、僕は沢山飲みたそうな顔をしていたのでしょうか(笑)
その後は恒例のおみくじ。
子どもたちと引きましたが、僕が「小吉」、長男が「半吉」、次男が「吉」。
「おみくじに順位ってあるの?」
と聞かれて、調べてみると・・・
「一般的な7段階のおみくじ」
大吉→中吉→小吉→吉→末吉→凶→大凶
「12段階のおみくじ」
大吉→中吉→小吉→吉→半吉→末吉→末小吉→凶→小凶→半凶→末凶→大凶
「神社本庁では(伊勢神宮など)」
大吉→吉→中吉→小吉→末吉→凶
そのほかに伏見稲荷大社では16段階になっているそうです。
そもそも「おみくじ」の発祥を調べてみると、
良源(りょうげん)という僧侶の「元三大師百籤(ひゃくせん)」というものがもとになっているそうです。
そこでは、「吉凶の8割は大吉、吉、凶。あとの2割はそれぞれで設定してもよい」となっていることから各寺社で違いが出てくるようですね。
この良源という僧がおられたのが、比叡山延暦寺。
日本仏教の母山と呼ばれる天台宗総本山です。
良源さんは元三大師様と呼ばれ、1000年以上前の僧侶でとても法力のある御方だったそうです。
詳しくは
「おみくじ発祥の地」が比叡山延暦寺に!
ここ「元三大師堂」のおみくじは自分でおみくじを引くのではなく、お寺の方に引いていただくという、1,000年以上前に行われていた当時の形式を今もな踏襲しいるそうです。
「元三大師堂」の僧侶の皆さまが当時の形式を守り、伝承・継承しているお蔭で、おみくじのルーツを知ることができました。
どのような事や物にも始まりがあり、それを伝えて行く人たちがいます。
お仏壇もその家ならではのルーツがあり、ご購入された当時の想いやこれまで繋いでくださったご先祖様のお気持ちを知ることも大切ですね。
本年も音羽屋では、「お仏壇を通してその家ならではの想いがつながる」お手伝いをしていきたいとおもいます。