お仏壇を遺すかお別れするか?/広島 仏壇 修理 音羽屋
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを使命にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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本日もお仏壇のご相談でご連絡を頂きました。
「父が気に入って購入したお仏壇。自宅には仏間が無く、どうやって引き継いでいくのがいいのかをご相談させてください。」
お仏壇を引き継いだとしても自宅にはお仏壇を置くスペースがないという状態でした。
・修復なのか?
・買換えなのか?
様々な事例も踏まえてお話をさせてもらい、
・御本尊の阿弥陀如来様だけを引き継ぐ
という方法になりました。
光背が透かしてあり、とても素敵なお姿です。
あれ!?
何と光背が折れてます。こちらも修復の必要があります。
・御本尊の寸法
そして、移設先であるご自宅の
・設置スペース
などを確認をさせて頂き、お客様と一緒に適した方法を検討していきました。
この度はご相談を頂き、誠にありがとうございます。
音羽屋では、
・どのような方法でのこしていきたいのか?
・次の世代へ繋ぐことの大切さ
などを一緒にお話をして、適した形での引継ぎをお手伝いさせてもらっております。
やはり、ご先祖様が気に入ってご購入されたお仏壇。
出来る限りの方法で繋いでいってほしいですね。
そのことによって、次世代の皆さまへ
「私の家は仏さんやご先祖様を大切にしている家なんだ」
という信心を後ろ姿で示していくお手伝いになれば嬉しいです。
最後にお客様宅に掛けてあった色紙の一文
広島では、平和活動で有名な御住職の書だそうです。
これからも多くのお客様にとって、「お仏壇を遺してよかった!」と言っていただけるように「努力」を続けていきます!