過去をふりかえる涙の納品
新しいお仏壇は
涙の納品でした
過去をふりかえるのが
お仏壇の役割ではない?
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が209日連続
ブツブツ言ってます
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島でお仏壇のことなら
音羽屋の山縣です
音羽屋ではお仏壇をとおして
「仏教のおしえ」
「ご先祖の想い」
「今・ここ・自分」
に向き合うことで
生きやすくなる
ブツダンライフを
提供いたします!
―――――――――
まいど!おおきに!
音羽屋です!
いきなりの関西弁
ということで今日は
7月28日(ナニワ)の日
本日お納めさせて頂いた
お客さまの人生は
ナニワ節だよの人情噺
満載のおはなしでした
涙ながらに振り返る過去
そのしめくくりの言葉は
「過去は過去
今やれることを
やるしかないんよ!」
でした
今回のお客さまとの
出会いは7年前でした
ご実家に帰ってきたので
昔からあるお仏壇の
掃除をして欲しいという
ご依頼からでした
その後も
お仏壇の電球の交換や
お仏具のお掃除
ご遺影のかけ直しなど
様々なことでお声を
掛けくださいました
そして
今年に入って突然
「色々あってこの家を
手放すことになったけぇ
仏壇どうにかせんといけん」
というご相談を頂きました
とても大きなお仏壇で
螺鈿(らでん)細工のある
こだわりの高級仏壇です
お客さまのお父様が
もの凄く気に入っておられ
周りの人が驚くほど
立派な仕上がりでした
ただあまりにも
横幅が大きすぎるので
引越し先には入りません
悩んでおられたのですが
おつき合いのあるお寺さんが
引き取ってくださることに
そして先祖代々のご本尊様は
引越先へ一緒に移動して
お祀りする形になりました
庭つきの大きな一軒家から
アパートへお引越しとなり
必要最低限のくらし
仏さまもお仏壇ではなく
サイドボードの上で
お参りする形となります
このままでは亡くなった
ご両親に申し訳ない
なんとも締まりがない
というご相談を頂き
この度モダンタイプの
お仏壇をお納めさせて
もらいました
背丈の大きな阿弥陀様が
納まる内寸の高さで
横幅がスリムなタイプで
洋間の雰囲気にあう
という条件で
沢山さがしてなんとか
気に入って頂ける
タイプが見つかりました
本日
納品をさせてもらうと
「お世話になりましたの~
おやじとおふくろが
ホッとしとるでしょう
・・・」
今日の日にいたるまでに
ココには書けない
親族間の様々なお話しを
教えてくださいました
目を真っ赤にして語る
お客さま
なにも言わずに
横で聞いておられる奥様
「息子だけが
おやじとおふくろの
墓参りと仏壇まいりを
してくれるのが嬉しい」
最後にそう仰って
涙を流しておられました
過去は色々あったけど
そのお蔭で息子さんの
ご信心がふかくなり
いま現在
家が続いていくことを
何よりも喜んでおられました
今日まさに
なすべきことを熱心になせ
「一夜賢者の偈」という
(いちやけんじゃげ)
古い仏典にのっている
うたの一部になります
「あのとき
ああすればよかった」
と過去を悔やんだり
「この先
どうなるんだろう」
と未来に不安を抱いたり
それでも
いつだって確かなことは
「今ここ」にしかない
その「今ここ」を
しっかりと丁寧に過ごすこと
それが心の安心につながる
そういう詩になります
お仏壇に手をあわせて
じっとロウソクの炎を
見つめてください
炎は「今ここ」を
燃えています
煙は燃えた「過去」
ロウソクは
まだ燃えていない「未来」
「今ここ」の炎こそが
明るく照らされている
「過去」を悔やむ
「未来」を憂える
そんなときにこそ
お仏壇に手を合わせて
ほのおに照らされた
「今ここ」の「自分」を
感じてくださいね
お仏壇をとおして
仏教の教えで生きるヒントを
ご先祖さまからは生きる力を
いただきましょう!
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
このブログを
書くようになって
過去の自分を見つめる
そんな機会が増えました
「内観」
というものでしょうか
ブログを読んでくださる
知り合いからも
ぼくの過去を
書いてみてはという
ご意見をいただきました
そんなに
書くことはないなーと
振り返ってみると
・お受験
・進学校
・不登校
・退学
・引きこもり
・フリーター
・ニート
・転職
・事故
・・・
ザックリ
ふりかえっても
結構ありました(笑)
ということで
今日は「今ここ」という
ブログを書きましたが
そのうちに過去ばなしを
書こうと思います
「あのさ
僕さ
どっこいさ」
って、なんでやねん!
ナニワの日に
お付き合いいただき
まいど!おおきに!