いつどうなるか分らんけぇ
おばあさんが
お仏壇を通して
孫に伝えたかったこと
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が216日連続
ブツブツ言ってます
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島でお仏壇のことなら
音羽屋の山縣です
音羽屋ではお仏壇をとおして
「仏教のおしえ」
「ご先祖の想い」
「今・ここ・自分」
に向き合うことで
生きやすくなる
ブツダンライフを
提供いたします!
―――――――――
昨日の島根県での納品では
ご本尊の掛軸と一緒に
・御文章・御文章箱の
修復が仕上がったものも
納品させてもらいました
[御文章の修復]
ビフォー
ボロボロの表紙の御文章
こちらは250年近く前の
ものになります
装丁をお直しして
引き続きお使いいただける
状態になりました
アフター
大切な御文書の中身は
そのままです
[御文章箱の修復]
その御文章をいれる
御文書箱という仏具
ビフォー
外側も内側も塗装が剥がれて
割れている所もありました
下地から完全に
修復をさせてもらいました
アフター
ツヤが戻り輝いてます
ほかの角度から見ると
一目瞭然のちがいです
ビフォーアフター
▼ ▼ ▼ ▼
「どうしようか悩んだけど
やっぱりお願いしてよかった
250年前のご先祖と同じものを
触れるというのは不思議です」
お客さまからお声をいただき
本当に嬉しいですね
その後はお茶を頂きながら
家のことお仕事のこと
趣味の事を教えて頂きました
納品後のお客さまとの
会話はとても贅沢な時間
仏さまがキレイになり
ご先祖さまに喜んでもらい
お客さまもホッとして
僕たちもホッとした状態
仏さまがお仏壇を通して
結んでくださったご縁を
感じる時間です
お話によると
お客様のおばあさまが
とても熱心にお仏壇に
お参りをしておられたそうです
「いつどうなるか分らんけぇね
何かあったら阿弥陀さんに
迎えに来てもらうんよね」
おばあさまはいつも
この様に仰っておられたとか
元気なのに死んだ先のことを
考えるなんて不思議だなと
子ども心に
感じておられたそうです
そして虫が大好きだった
お客様に対して
「いつどうなるか分らんけぇ
好きなことを
とことんやりんさいよ」
そうやってずっと
応援してくださったそうです
そのまま生き物を調べ続けて
奄美大島にわたり
ハブの第一人者と呼ばれる
生物の研究者になられました
今生きてることの
不思議に感謝して
阿弥陀仏に全てをゆだねる
生きさせてもらっているなら
思いっきり好きなことを
やってみる
感謝し
委ねて
生ききる
他人と比較して
他人と競争して
他人に合わせて
そのような人生ではなく
自分の人生をとことん生きる
「祖母はそれを
伝えたかったんでしょうね」
そう仰りながら
今でも続けておられる
昆虫の標本を
見せてくださいました
今回修復をさせてもらった
御文章の中には
有名な一文があります
「朝には紅顔ありて
夕には白骨となれる」
このフレーズは
白骨の御文と言われる部分で
人の世の無情である
今は血色の良い
「紅顔」(こうがん)でも
わずかな時間のうちに
死んで白骨となってしまう
それほどに命とは
はかないものであること
そのときに嘆き悲しんでも
もはや意味がない
命の大切さに気づいて
阿弥陀如来を頼り
念仏を唱えるべき
そのような内容になります
おばあさまは
この白骨の御文のことを
お孫さんに分かりやすく
好きなことをとことん
やってみなさいと
伝えたのかもしれません
さて
今をいきている私たち
今日という一日に
感謝して
自分のやりたいことを
とことんできているか?
お客様のお話から
ハッとした瞬間でした
あなたはいかがですか?
お仏壇をとおして
仏教の教えで生きるヒントを
ご先祖さまからは生きる力を
いただきましょう!
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
最後のお土産に
お客さまから
ステキな道具を頂きました
棒の先に
ハブの牙を取り付けた
オリジナルの道具
これは標本をつくる時に
昆虫の触覚や足などを
整えるのに
とても便利なんだそうです
お盆前の繁忙期
牙を見ながら
気張っていこうと思います!
あ、ムシしないでーーー