高村光雲作の観音像

今回は、珍しくお仏壇以外のご相談。
 
「銀の観音さんをキレイな金色にしたいんです・・・」とお客様がご来店下さいました。
 
金属を金色にする方法はいくつか考えられます。金色塗料、金メッキ、そして、金箔。
 
仏壇の部品などで、それぞれの色合いの違いを見ていただき、耐久性などをご説明。金箔が一番、色合い的には落ち着いていい感じになります。しかし、いかんせん金箔は剥がれやすいんです・・・ということで、箔押しした後に専用の保護剤を塗布することでご依頼を頂きました。
 
で、コチラがその観音様。
 
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ほー、すてきなお顔立ちとお姿ですね~
 
後姿は・・・
 
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コチラもうつくしいですね。
 
「これ、純銀なんですよ。」
確かにまぁまぁ、重たいです。
 
「で、高村光雲さんの作品なんです。」
 
えっ!?高村光雲!?
 
裏返してみると確かに!!
 
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高村光雲と言えば、仏師で彫刻家。上野公園の西郷さんが有名ですね!
 
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そして、「道程」の著者である、高村光太郎さんのお父さんです。
 
なんとも偉大な作家さんの作品に手を加えることになりました・・・
 
ということで、全体を洗浄して、表面の汚れや油分を取り除いていきます。
 
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そして、金属用の箔下を塗布してから金箔を乗せていきます。
 
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ドンドン、ドンドン、乗せていきます。
 
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全体に金箔が乗りました。
 
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ここから、箔を押し込ながら、伸ばしていき、余分な箔を払います。
 
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金箔の中から、キレイな観音様が出てきました。
 
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いい感じで、箔が乗っていますね~
 
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後ろは・・・
 
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銀の時とは違った、柔らかみが出ています。
 
比べてみると・・・
 
銀の時はこんな感じ。
 
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そこから、金箔で仕上がると。
 
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なるほど、金はお浄土を現わし、永遠の輝きを表現していると言われますが、伝わりますでしょうか・・・
 
今回は、滅多とない作品を触らせてもらい、大変貴重な機会でした!
 
ご依頼を頂き、誠にありがとうございました。どうぞ、末永くお祀り頂けると嬉しいです(^^♪

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