60年前のお値段は?/広島 仏壇 修理 音羽屋
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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お盆は如何お過ごしでしたでしょうか?
大雨被害などございませんでしたでしょうか。また、被害に遭われた皆様へ心よりお見舞い申し上げます。
さて、本日も修復のご依頼を頂いたお客様からお仏壇をお預かりさせてもらいました。
下台の塗装も大きく剥がれており、全体を塗り替えての修復をさせていただきます。
「じいさんの代からのお仏壇で、大事にしよっちゃったけぇね。どうしたいいかを知り合いに聞いたら音羽屋さんを紹介してもろうたんですよ。」
ご紹介ならびにご依頼を頂き、ありがとうございます!
お預かりをして、引出しなどを確認していると・・・
!!!
膳引きに何やらメモ書きが貼ってあります!
凡そ60年前に15万円でご購入。しかも、その時にお使いになられていたお仏壇を下取りしてもらったと書かれています。
15万円とは、今で言うといくら位でしょうか?
調べてみると・・・
昭和36年の平均賃金が24,232円
令和2年の平均賃金が307,700円
賃金は、凡そ12.7倍になっています。
単純に15万円×12.7倍で1,905,000円!?
おおお!
当時としてもとても高価だったことが伺えます!
下取りが100万円近くというのにも驚きです!
現代ではまず下取りをする事が難しいです。
しかし、それほどまでに高価なお仏壇を御先祖様は大切に残して欲しいとメモをしておられたんでしょうね。
こうやって、金額と共にお仏壇への想いが伝わってよかったです。
先の代まで、永くお参り頂けるように丹精込めて作業いたします。
ご依頼を頂き、誠にありがとうございます。