300年前の掛軸/広島 仏壇 修理 音羽屋
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
―――――――――
本日も修復のご依頼を頂いたお客様からお仏壇をお預かりさせてもらいました。
とても古いお仏壇で、以前にも修復をした跡が残っていました。
この様に代々と大切にして頂いていることに心より感謝申し上げます。
ご本尊の阿弥陀如来御絵像、両脇掛け(親鸞聖人・蓮如上人)はお仏壇よりも更に昔から引き継いでおられるものということがわかりました。
裏側を見ると直した跡がありました。
「これは、うちの母が直したんですよー器用な母で、仏様をとっても大切にしていたんです。」
とお客様から教えて頂きました。
また、裏書きから年代を調べると阿弥陀様が江戸前期、両上人が江戸中期のものと判明。
御文章も傷んでいる状態でしたが、中身はしっかりとしていました。
釋寂如上人の花押があります。
凡そ300年以上前の浄土真宗本願寺派の歴代宗主にあたります。
これだけの歴史ある掛軸と御文章をずっと繋いできてくださったことにお客様と一緒に驚くと共にご信心の尊さを改めて感じます。
これから先、100年以上も繋いで頂けるようにお仏壇とともに修復をしていきます。
この度は、ご依頼を頂き、誠にありがとうございました。
本日もお読みいただき、ありがとうございます。お時間あれば、音羽屋での掛軸の修復事例をご覧くださいませ。
▼
音羽屋での掛軸の修復事例