三途の川の渡り賃は?/広島 仏壇 修復 音羽屋
三途の川の
渡り賃は195円ナリ~
「あの世」への行き方
「この世」での生き方
三つの毒と六つの修行
今日もブツブツ言ってます
職人ブログ83号は
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島のお仏壇修理専門
音羽屋の山縣です。
音羽屋では
お仏壇という
家の中の大切な場所を
繋いでいくことで
「家ならでは」の想いが
伝わっていくことを
使命にしています
お仏壇のことで
皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
―――――――――
お彼岸さいごの日
お仏壇をお預かり
させてもらいました
おじいさまのお仏壇を
受け継いでいくために
修復をしておきたいというご依頼
納めてあるお仏具を
並べ、お客さまと
一緒に確認します
また今回の修復には
ある程度の期間が
必要となります
そこで仏さまご不在の
間にお参りをして頂く
簡易の壇を組ませてもらいました
「これで安心して
毎日お参りできます!」
とお客様もホッとして
くださり、よかったです!
「音羽屋さん
これ・・・なんですか?」
比叡山で販売されていた
「六文銭」ですね
(ろくもんせん)
なかにはちゃんと
一文が六枚入っています
この六文銭とは、
三途の川を渡る時の
お金になります
だいたい一文が
32.5円位らしいので
あの世に行くには
195円になります
それよりも
なんでお金をはらうの?
三途の川のほとりには
鬼の夫婦が住んでいて
身ぐるみはがされるとか
その鬼に六文銭を渡すと
そのまま向う側へ
行かせてくれるんです
こちら側の岸が
此岸(しがん)
あちら側の岸が
彼岸(ひがん)
三途の川を挟んで
この世とあの世と
言われています
「ホンマにあの世は
あるんかの?」
「僕も見てきてない
ですからね~」
「12文あったら
往復して帰って
これるかもしれんの~」
あの世があるのか
彼岸は存在するのか
あるか、ないかも
気になるけれど
スグには行けないので
三途の川と六文銭の
捉え方をちょっとだけ
変えてみることを
教わったことがあります
三途の川は
「三毒」をあらわし
六文銭は
「六波羅蜜」をあらわしている
???
余計に
ややこしくなってない?
もう少しだけ
ご辛抱ください!
三毒とは
六波羅蜜とは
三途の川で
溺れない為に
六文銭を支払う
というのは
この三つの毒に
溺れない為に
六つの修行をする
ということ
「あの世」への行き方
と
「この世」での生き方
お彼岸というフシメで
忘れがちな悪い癖と
その治し方を学ぶことができました
お彼岸は明けましたが
お仏壇への日々のお参りで
三つの毒を振り返って
反省することも大切ですね
本日もお読みいただきありがとうございました!
ちなみに・・・
あの世とは
つまり
死んだ後の世界のこと
ダレも見たことがないし
イッタことないんですよね~
たぶん
と思っていたら
「死後の世界はあ~~る!」
と言っておられた
こちらの方を思い出しました
丹波さんが仰るには
「死後の世界」は
目をつむって
三つ数えると現れるそうですよ!
さぁ目を閉じて・・・
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45(死後)