桜と親鸞聖人/広島 仏壇 修復 音羽屋
サクラ満開!
4歳で父が
8歳で母が
お亡くなりに
その子が9才で出家する
時に詠んだ歌とは
今日もブツブツ言ってます
職人ブログ94号は
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島のお仏壇修理専門
音羽屋の山縣です。
音羽屋では
お仏壇という
家の中の大切な場所を
繋いでいくことで
「家ならでは」の想いが
伝わっていくことを
使命にしています
お仏壇のことで
皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
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尾道にある千光寺公園
桜が満開の時期に
歩き花見をしてきました
3月末に完成した
「新」展望台に
行きたかったのですが
大渋滞でしたので
あきらめて
千光寺山荘側の桜道を散歩
桜のトンネルを
くぐり抜けると
公園のシンボルを発見
この公園内で
最年長の桜の木
94歳になるようです
桜といえば多くの
和歌が詠まれており
中でも僕が一番好きなのは
「明日ありと
思う心の仇桜
(あだざくら)
夜半に嵐の
吹かぬものかは」
こちらを詠まれたのは
親鸞聖人(しんらん)
浄土真宗の宗祖になります
こちらを詠まれる時の
親鸞聖人の年齢は9歳!!
親鸞聖人は
4歳でお父さまを
8歳でお母さまを亡くされました
「きっと次は自分の番だ。
死んだ後はどうなっているのか?」
幼くしてご両親と死別
人生が真っ暗な状態
そんなときでも
こころに灯を!と考え
夜に比叡山へ出家の
お願いに行かれます
しかし
「夜も遅く疲れているでしょう。
得度式は明日にしてはどうか」
と促されました
そのお返事で
詠まれたお歌なんです
いま美しく咲いている桜
明日も見ることができる
「だろう」と安心していると
夜のあいだに
強い風が吹いて
散ってしまうかもしれない
わたしたちも
いま元気に
生きていたとしても
あすが必ずあるとは
保証されていません
明日自分の命が
あるかどうか分からない
だからこそ今を
精一杯大事に生きていきたい
幼くして父母を亡くした
親鸞聖人のおもいがこもっています
お仏壇に手を合わせ
今日の自分をふりかえり
「まあ明日でもいいや」
「いつかはやろうかな」
「またの機会に」
と先延ばしにしたことは
なかっただろうか
大切ないのちの時間を
輝かせて生きただろうか
と自分に問うことで
より前向きな姿勢に
なっていきます
このことが
いまよりも楽しい生き方に
繋がっていくことでしょう
お仏壇をとおして
人生を楽しく生きていく
そんな空間づくりを
音羽屋におまかせくださいませ!
樹齢94年になる
千光寺公園のシンボル桜
幹はスカスカに
なっていましたが
ちゃんと新しい芽が
出てきていました
桜も一所懸命に
いきているんですね!
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
お花見と言えば
お酒ですよね~
お酒から
人生のはかなさを
詠われた詩といえば
お酒は予備をちゃんと用意しておきましょうね!