大仏の日/広島 仏壇 修復 音羽屋
きのうは
お釈迦さまの誕生日
その次の日は!?
大仏を作って
だいぶつかれた?
今日もブツブツ言ってます
職人ブログ99号は
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島のお仏壇修理専門
音羽屋の山縣です。
音羽屋では
お仏壇という
家の中の大切な場所を
繋いでいくことで
「家ならでは」の想いが
伝わっていくことを
使命にしています
お仏壇のことで
皆様のお役に立てれば
嬉しいです!!
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本日、
お仏像修復のご依頼を頂き
お預かりをさせてもらいました
修復するのは
真ん中にまつってある
阿弥陀如来さま
お仏像と一緒に
証明書も保存してありました
「しょうめいしょう?」
ご本山で点検して頂き
承認されたお仏像という
証明書になります
この証明書からお仏像が
つくられた年代を計算すると
およそ220年以上前!!
220年以上前というと
江戸時代の中期ごろでござる
一般的なぶつだんよりも
大きめのお仏像なので
丹精こめて修復していきます!
大きめのお仏像
といえば大仏(だいぶつ)
じつは4月9日は
「大仏の日」になります!
4月8日が
「お釈迦さまの誕生日」
仏さまの日がれんぞく??
ということは!
あしたは・・・ヨッ
ととと、それは明日のお楽しみ!
みなさん!
ダイブツといえば
どこの大仏を連想されますか?
おそらく奈良にある
東大寺の大仏を想像する
のではないでしょうか?
東大寺の大仏が完成し
開眼供養会が執り行われたのが
752年の4月9日になります
※開眼供養(かいげんくよう)
とはお仏像にたましいを入れる法要
これを記念し4月9日は
大仏の日と呼ばれるようになりました
その
おおきいおおきい
仏さまの大きさは
高さ約15m
ビルの4~5階と同じです
幅は約12mで
重さは約250t
鼻の穴は
直径30㎝あります
実はこの鼻の穴と
同じ大きさの穴が
空いている柱があるんです
こどもであれば
穴のなかを
通り抜けることが出来ますよ
サダコみたいー(古っ)
「なぜこんな穴があるの?」
この穴はくぐり抜けて
楽しむために作られました・・・
というわけではありません
穴のあいた柱は
大仏殿の北東に位置します
北東側は鬼門にあたるので
柱に穴をあけることによって
邪気を逃す役割をしている
といわれています
そもそもどういう理由から
こんなにも大きな仏像を
作ろうとしたのでしょうか?
その背景には当時の聖武天皇の
悲しみと苦悩がありました
聖武天皇はお世継ぎだった
息子さんを1歳に満たずに亡くしました
そのころ
世の中では干ばつや
大地震などが多く
天然痘の流行で
権力者が次々に病死し
政権争いが続くなど
天皇の心が安らぐ
ことはありませんでした
これらを受け天皇は
仏教の力で国を安定させたい
そのために
国のお金で一方的に
作るのではなく
民衆と協力して
みんなで
大きな大仏を作り上げたい
と考え民衆のみなさんに
少しずつお金をだしてもらい
みんなの力で見事に完成されました
「国のみんなをすくう仏像」
その為に一人でも多くのひとに
かかわって欲しい
「みんなの仏像をみんなの力で」
それは
「他人事を自分事に」
という想い
他者を思いやる利他の精神を
大きな仏像を作るという
イベントで国全体に広げていったのでした
音羽屋では
修復のご依頼を頂く前に
必ず「ご家族で検討すること」
をお願いしています
「家族みんなで仏様のことを考え」
「家族みんなでご先祖様の想いにふれる」
一生に一度とない
お仏壇の修復という機会に
仏さまご先祖様とのご縁を繋いで頂く
このことが今よりも
明るい家族のあり方に
繋がっていきます
「他人ごとを家族ごとに」
お仏壇をとおして
心がかよいあう
家族になるには
音羽屋におまかせください!
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
大仏さまの
大きな鼻の穴
あれだけ
大きいのであれば
さぞかし
大きなハナ〇ソが
でてくるのでは!?
と思ったら
ちゃーんと
おみやげで買って
帰れるそうですよ!
でかっ!
しかも中が割れる!?
ダイブツくりこんでますね。