日々の出来事

日々の作業や出来事を、出来るだけ毎日綴ってます…。

  • 職人の日記 2022.01.28

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを使命にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
    ―――――――――
     
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    いつの写真!?(汗)
     
    広商22度目の選抜出場!おめでとうございます!!
     
    そんな広島商業さんのすぐ近く(歩いて3分)にある音羽屋では、本日も元気にお仏壇の修復作業を進めております。
     
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    先ずは来週納品予定のお仏壇の組立と最終確認です。
     
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    続いて、洗浄作業が終わったお仏壇の磨き作業
     
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    そして、先週お預かりしたお客様のお仏壇の分解作業
     
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    作業の段取りとスケジュールを確認しながらいくつかのお仏壇を同時進行で進めていきます。
     
    藤田様アンケート
     
    そんな中、お客様からの御礼のお手紙が届いて、感動!!!
    本当にありがとうございます!
     
     
    ご先祖様、お客様、次の世代の方
    過去、現在、未来
     
    お仏壇を通して、時代と世代を越えて繋がる想い。
     
    「その家ならでは」の命の本に繋がる大切な場所であるお仏壇が美しい姿で引き継いで頂けるように高校球児に負けずに汗を流して精進していきます!
     
    本日もお読みいただき、ありがとうございました。

  • 職人の日記 2022.01.27

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを使命にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
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    IMG_20220125_163007
     
    先日、お仏壇じまいのご依頼を頂き、お引取りにお伺いさせてもらいました。
     
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    そして、本日、お引取りしたお仏壇のご供養をしてもらいました。
     
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    音羽屋では、形あるものとして役目を終えたお仏壇に対して、感謝のお参りをしてもらっております。
     
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    昔から、大切にしていたものや人の気持ちがこもっているものには、魂が宿るため粗末にしてはいけないよと言われてきました。
     
    お家の中で大切にお参りしてもらっていたお仏壇。
     
    そのお仏壇を通して、お仕事をさせてもらっている音羽屋として、御礼のお参りになります。
     
     
    ・お仏壇を引き継ぐ人がいない。
    ・お仏壇が大きすぎて置く場所が無い。
    ・新しいお仏壇に変えたい。
    ・ちゃんと供養をしてしまいたい。
     
    など様々な理由でお仏壇じまいをご検討の方は、お気軽にご相談くださいませ。
     
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    いつもご供養のお参りをお願いしている金剛院さんです。
     
    本日もお読みいただき、ありがとうございました。

  • 職人の日記 2022.01.26

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを使命にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
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    おめん?
     
    だれの?
     
    こちらは後ほどご説明いたします。
     
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    本日は、RCCラジオ「ごぜん様さま」のラジオカー中継の取材がありました!
     
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    事前に生中継でお話をする内容を打合せします。
     
    今回は、「お仏壇の引継ぎ」についてのお話の取材でした。
     
    大切なお仏壇を引き継ぎたいけれど・・・置く場所が狭いもしくは、仏間がないなどの課題があって引継げない場合はどうしたらいいのかという内容のお話をさせてもらいました。
     
    「お仏壇を引き継げない時」
     ↓
    詳しくは、こちらにも記載しているのでご覧になってください。
     
     
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    そして、本番スタート!
     
    今日のラジオカーレポーターさんは、音羽屋の取材は初めてということもあり緊張しておられましたが、とても上手に質問してくださりお話しやすかったです。皆さん、いつもありがとうございます!!
     
    音羽屋では、
     
    ・お仏壇の修復という仕事について
     
    ・お仏壇でお困りの方の相談窓口
     
    ・掃除や移動などの身近な疑問
     
    ・お仏壇のお悩みアルアル
     
    などをラジオで発信することで、少しでもお仏壇にご興味を持って頂きたいと考えています。
     
    発信内容は少しでも面白いなとご興味を持って頂けるようにと、ちょっとしたギャグも入っています(汗)
     
     
    お仏壇をより身近にそして、いつまでも大切に繋いで頂くためにこれからも情報発信していくのでどうぞよろしくお願いいたします!
     
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    ちなみにこのお面はRCCラジオのパーソナリティ「桑原しおり」さんのお顔になります。
     
    取材当日がお誕生日の桑原さん、おめでとうございました!
     
    もうすぐ節分という事で、鬼に扮した桑原さんのお面で「疫病も退散!!」の願いを込めて被りましたー(笑)
     
    ※お面は番組で製作出版された「Gマガジン」という本の付録です。
     
     
    おまけのおまけは、10年近く前に桑原さんがテレビ「イマナマ」の取材でお越しくださった時のお写真です。
     
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  • 職人の日記 2022.01.25

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
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    音羽屋では、お仏壇の修復をお仕事としています。
     
    200703
     
    修復のご依頼を頂く時には、
     
    「仏壇を大事にしていたおじいちゃん、おばあちゃんのために綺麗にしてあげたい。」
     
    「息子や娘の代になったらなかなか綺麗にする機会もないから、私たちの時に綺麗にしておきたい。」
     
    「自分たちの家が綺麗になるから仏さんご先祖さんのお仏壇も綺麗にしておきたい。」
     
    というお言葉をお聞きすることが多いです。
     
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    そこで、音羽屋では「古くなったから修復します。」だけではなく、次の世代へどのようにお仏壇を「引き継いでいく」のがいいのか?ということをお客様と一緒に考えていくことを大切にしています。
     
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    まず、「修復」を考えるきっかけとなるタイミングが大きく3つあります。
     
    1.仏事(四十九日や回忌法要)
    2.季節の節目(彼岸、盆、年末)
    3.家のリフォームや引越し
     
    修復のきっかけは様々ですが、綺麗になったお仏壇を繋いでいきたいという想いをお持ちいただいているお客様がほとんどです。
     
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    この様に現在のお仏壇を修復して、引き継ぐことが出来ればいいのですが・・・
     
    ・大きすぎて仏間に入らない
    ・マンションには仏間がない
     
    など、住宅環境によっては物理的に「引継げない」ということもあります。
     
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    その時に音羽屋では、一番大切な「御本尊様」を引き継ぐことをお勧めしています。
     
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    そもそもお仏壇は、仏様を祀る場所です。一番大切なのは最上段の真ん中に祀って頂いている「御本尊様」になります。
     
    ・御本尊を綺麗にして今よりも小さめのお仏壇に変更する
    ・御本尊を小さくする修復を施して、お仏壇を変更する
     
    など、さまざまな方法で仏様(御本尊)を引き継ぐことをさせてもらっています。
     
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    家の中のことをずっと見守ってきてくださった、仏様(御本尊)。
     
    是非とも次の世代へと繋いでいって頂けると嬉しいです。
     
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    お仏壇のことで、なかなか周りの方には聞けないことも多いと思います。
     
    それぞれのお悩みに、これまでの実例を踏まえてアドバイスをしていければと思いますので、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。
     
    もちろん、修復のご依頼でないご連絡でも構いません。お仏壇や仏様のお話をご家族でして頂く、何かのきっかけになれば嬉しいので、ご相談お待ちしております!
     
    本日もお読みいただき、ありがとうございました。

  • ありがたいお話 2022.01.24

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
    ―――――――――
     
    IMG_20220112_074635
     
    寒い日が続きますねー
     
    ということで、雪にまつわるお話をひとつ。
     
    お仏壇の中には、細工で物語を現わしているものがあります。
     
    以前に記載した「嫁姑と蓮如上人」のお話はコチラ
     
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    こちらの写真は、浄土真宗の開祖であられる親鸞聖人の物語を描いています。
     
    「石枕」(いしまくら)と言われ、有名なお話になります。
     
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    どんな人にでも信じるという心はある。
     
    という物語になります。
     
     
    簡単に解説すると
     
     
    ・・・
     
    常陸の国(茨城県)に流罪になった、日野左衛門尉頼秋という方がいました。
     
    左衛門は、もともと人間不信の性格でしたが、流罪になってからは、「信じられるのはお金しかない!」とうそぶくようになっていたそうです。
     
     
    そんな折、布教途中の親鸞聖人一行に一夜の宿を求められましたが、その日機嫌の悪かった左衛門は無下に断ってしまいました。
     
    外は雪、聖人は門前の石を枕にして横になっていましたが、吹雪となってきました。
     
    「 寒くとも たもとに入れよ 西の風 弥陀の国より 吹くと思えば 」
     
    と気遣う弟子に仰ったそうです。
     
     
     
    その夜、左衛門は夢枕で守り本尊からお告げがありました。
     
    驚いた左衛門は、聖人らを屋敷に向かえ入れ平身低頭無礼を詫びて、これまでの悪行をすべて告白しました。
     
     
     
    親鸞聖人は、
     
    「私たちは悪いことばかりしています。人を憎み呪いもします。
     
    だが、汚れきった心であっても信じる心だけは誰にでもあるもの。
     
    その心こそが永遠にかがやく仏の光なのです。」
     
    と御仏のご慈悲をお話されたそうです。
     
     
     
    大慈大悲の阿弥陀仏の本願を知らされた左衛門はその夜のうちに親鸞聖人のお弟子となり、法名を入西房道円と名付けていただきました。
     
     
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    その後道円さんは念仏道場を開き、石を枕に念仏する親鸞の姿を重ねそこを枕石寺(ちんせきじ)と名付け、今現在も茨城県に現存しています。
     
    s69-021
     
    ・悪いと言われることをした人
    ・悪いことをせざるおえない環境にある人
    ・あの人は悪い人だと言ってしまう人
     
    僕も人の事を見て、自分と比べて良い悪いを判断する癖があります。
     
    そんな誰にでも信じる心があり、その心こそが一番「尊い」というお話ですね。
     
    「相手を信じる心」を仏様やご先祖様を通して大切にしていきたいです。
     
     
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    お仏壇にはこのように仏様にまつわる物語やご宗派のお話、ご先祖の想いが沢山つまっています。
     
    ご先祖様から伝わっているその家ならではのお話しの中に大きな学びがありそうですね。
     
    音羽屋では、お仏壇を通してそういったお話しが伝わっていくように、これからも「ご先祖様の想いにふれる」お手伝いをしていきたいと思います。
     
    本日は、長くなりました。
     
    お読みいただき、ありがとうございました。

  • 職人の日記 2022.01.23

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
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    本日はお仏壇の磨き作業をしています。
     
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    お線香の油煙やホコリなどで表面が汚れてしまっていますが、専用の洗剤で磨く事で綺麗な塗装面が復活します。
     
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    磨く前と後を比較してみると・・・
     
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    磨いたことで、綺麗な木目が見えています。
     
     

     
    汚れの状態や塗装の種類によって、数種類の研磨剤と道具を変えて、漆の表面に付着したお線香のすすやローソクの油煙などの汚れを取り除き、漆本来の艶を取り戻します。
     
    ただし、傷みがひどい場合や、傷が多い場合は漆を塗りなおす必要があります。
     
    大切なお参りの場所であるお仏壇を綺麗に長くお使い頂けるように状態に合わせて最適な方法で綺麗に致します。
     
    また、ご予算に合わせた修復も承っております。どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

  • ありがたいお話 2022.01.22

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
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    先日、修復のためにお預りをさせてもらったお客様からお聞きしたお話になります。
     
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    お仏壇をお預かりするためにお仏具を一つずつ出していきました。
     
    すると、お仏壇の中から御本尊の阿弥陀如来様とは別にもう一体、仏様が出てきました。
     
    IMG_20220115_135554-2
     
    よーーく見ると、真ん中あたりに小さな仏様が立っているのが見えますでしょうか?
     
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    手のひらサイズの仏さまでした。
     
    「こりゃぁねー能美島におったころに見つけた仏さんなんよ。私が10代の頃じゃけぇ、70年以上一緒におるんよ。」
     
    その昔、広島市内の生ごみを「ヒロシマゴミ」と呼んで、島の畑の肥料として使っておられたそうです。
     
    「レンコン畑にも肥料として入れよったんよ。そのレンコン畑で、作業をしょうる時にフッと手に当たるものがあってね。そしたら、この仏さんじゃったんよ。」
     
    広ーい畑の中で、手にふれた小さな仏様。本当に奇跡のような出来事です。
     
    「母親を早くに亡くして、兄弟も戦争で帰ってこんようになった。さびしかったね。夜になったらこの仏さんをなでると落ち着いてね。見てごらん、毎日毎日なでるけぇピカピカじゃ。」
     
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    「仏さんもゴミの中から私に救われたんじゃが、私も心を救ってもらったね。今の人らには分からんじゃろうが、人は弱い。仏さんと一緒じゃ思うたら強く生きていけるよ。」
     
    思わず手を止めて、お話に聞き入っていました。奇跡のような、ステキなお話。
     
    最後には
     
    「あんたらもええ仕事じゃね。綺麗によろしゅう頼んますね。」
     
    と心温まる励ましのお言葉を頂きました。この度は、ご依頼を頂きありがとうございます。
     
    音羽屋では、お仏壇と一緒に「仏様にまつわるその家ならではのエピソード」も残していきたいと考えています。今回のお客様もお仏壇と一緒に、小さな仏様のお話がご親族の方へと語り継がれていくことを願っています。
     
    まだまだ、全く手のひらに仏様が現れるような人間ではありませんが、作業だけはなく、信心も磨いていかないといけない!と、心にズシンときた出来事でした。
     
    本日もお読みいただき、ありがとうございました。

  • 職人の日記 2022.01.21

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
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    IMG_20220115_135515
     
    本日も洗浄のご依頼を頂いたお仏壇をお預かりさせてもらいました。
     
    ご依頼を頂き、誠にありがとうございます。
     
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    作業場に持ち帰って、本体外側の側面を見てみるとホコリが積もっています。
     
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    という事は、お仏壇の一番上の塵取(チリトリ、ホコリトリ、ホコリヨケ)の部分は・・・
     
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    真っ白ですね!
     
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    降ろしてみるとホコリに何か模様のようなものが・・・
     
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    猫の足跡でした!
     
    お仏壇を納めているお仏間は隙間が狭く、猫は通ることが出来ても、人間の手ではホコリを取り除きにくいです。
     
    そして、そのホコリが積もっていくとそこに湿気がたまり・・・カビの原因になります。
     
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    案の定、中の引き出しには白カビがびっしりでした!
     
    でも、安心してください。
     
    真っ白のホコリはもちろん、根っこが生えたカビもちゃんと取り除く事が出来ます。
     
    しかし、ホコリが積もったままだと、梅雨などの湿気が多い時期にカビが生えやすくなります。
     
    そこで、是非とも冬の乾燥している季節の間にお仏壇のホコリを取り除くことをお勧めしています。
     
    お仏壇が衛生的にも綺麗な状態であれば、ご本尊様もご先祖様もきっと喜んでくださる事でしょうね。
     
    本日もお読みいただき、ありがとうございました。

  • 職人の日記 2022.01.20

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
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    先日、ご縁あって、愛媛県宇和島市へ行ってきました。
     
    折角なので、四国お遍路第42番札所である「仏木寺」へ
     
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    力強い仁王像です!
     
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    牛の背に乗った弘法大師様の伝説から、境内には家畜堂という小さなお堂がありました。その昔は家畜の安全を祈願していたそうですが、最近ではペットなど動物一般のご供養をされているそうですよ。
     
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    本堂の大日如来様にお参りをさせてもらいました。御本尊は弘法大師様が楠を彫られたそうです。
     
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    茅葺(かやぶき)屋根の珍しい鐘桜堂です。
     
    IMG_20220119_091110
     
    七福神の石像をよく見ると・・・
     
    IMG_20220119_091100
     
    広島県の方が奉納された七福神のようです。
     
    IMG_20220119_091141
     
    宇和島のお寺で広島の方々のお名前を見ることが出来て、とても親近感がわきました。
     
    広島でお仏壇の修復をさせてもらうと浄土真宗のご門徒さんが多いです。そして、ご自身のご宗派と一緒にお大師(弘法大師空海)様を信仰しておられる方も多いです。 
     
    お大師様と言えば、四国お遍路。
     
    また、四国へ伺う機会があれば、今回のように四国八十八カ所の霊場をお参りしてみたいと思います。
     
    本日もお読みいただき、ありがとうございました。

  • 職人の日記 2022.01.19

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
    ―――――――――
     
    IMG_20220118_114147
     
    本日は修復のご依頼を頂いたお客様からお仏壇をお預かりさせてもらいました。
     
    簡易祭壇(安佐北区白木町)201604
     
    その後、お仏壇が置いてあるお仏間に仮の祭壇を組みました。
     
    「これで、仏壇がのうても毎日お参りができるねぇ」
     
    毎日、朝晩とお参りをして頂いているお客様にとって、お仏壇がない生活はとても寂しいとの事でしたので、仮のお参りの場所を作らせてもらいました。
     
    音羽屋ではご希望があれば、この様にお仏壇のお預かりの間、お参り用のお仏具の貸し出しをさせてもらっております。
     
    この度は、ご依頼を頂き誠にありがとうございました。
     
    そして・・・
     
    S__59514893
     
    「奥さんには、これをあげよう!」
     
    と帰りにはお客様が編まれた暖かそうな靴下を頂きました。
     
    この時期作業場はとっても寒くなるので、妻も喜んでおります。
     
    S__59514896
     
    本当にありがとうございました!

  • ありがたいお話 2022.01.16

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
    ―――――――――
     
    IMG_20211217_143433
     
    修復の仕上がった広島型の金仏壇の中のお話になります。
     
    IMG_20211217_143506
     
    お仏壇の中には蒔絵の様に絵が描かれているものもありますが、こちらのように細工に彩色をしてあるものもございます。
     
    IMG_20211217_143631
     
    また、これらの細工によっては物語が彫られているものもあります。
     
    IMG_20211217_143717
     
    この物語には、浄土真宗という宗派の開祖である親鸞聖人や宗派を多くの民衆に広めた蓮如上人のお話しが多いです。
     
    IMG_20211217_143109
     
    この細工は、何に見えますか?
     
    実は、女性と鬼になります。
     
    「嫁威し肉付きの面」と言われる鬼のお面の物語なんです。
     
    簡単に解説すると
     
    ・・・
     
    吉崎という今の福井県のこと。
     
    蓮如上人の教えを聞き、念仏の教えを喜ぶご夫婦がおられたそうです。
     
    しかし、そのお姑さんは大の仏教嫌い!

    何とか夫婦のお参りを止めさせようと考えていました。

     
    ある日、お姑さんは鬼の面をかぶって、お寺にお参りに向かう嫁をおどかして寺参りをやめさせようとします。
     
    しかい、お嫁さんは全く動じない。
     
    残念無念と家に帰って、お面を取ろうとしたけれど、なんと顔に張り付いて面が取れないではありませんか!!
     
    その様子を見た夫婦がお姑さんを蓮如上人にもとに連れいき、お姑さんは自分の非を悔いて、泣きながらお念仏を称えると、面が落ちたという物語になります。
     
    IMG_20211217_143136
     
    IMG_20211217_143123
     
    その時に取れたというお面は、今も吉崎にあるそうですよ。
     
    o0600080014034352894
     
    こわいですねーー
     
    この物語が伝えたいことをお寺さんにお聞きすると
     
    ・・・
     
     
    私たちの生活において「何でも思い通りにしたい」という心がある。
     
    そんな中、私たちは日常生活の中で、思い通りにならない人間関係で苦悩する。
     
    それは、思い通りにならない他人が、私たちの心の中の「何でも思い通りにしたい」という性根を引っ張り出しているということ。
     
    思い通りを欲するがゆえに、それが自分を苦しめている。
     
    そんな私たちの生き方と有り様を教えてくれるお話しだそうです。
     
     
    僕も日々、思い通りにしたいと思うことばかりです。
     
    鬼のお面をかぶってでも思い通りにしたいこと、お面が取れなくなる前に気が付かないといけませんね!
     
     
    お仏壇にはこのようにそれぞれの宗派に伝わる物語やご先祖の想いが沢山つまっています。
     
    ご先祖様が失敗して気づいたことや気を付けないといけないことなど、伝わっているその家ならではのお話しの中に大きな学びがありそうですね。
     
    音羽屋では、お仏壇を通してそういったお話しが伝わっていくように、これからも「ご先祖様の想いにふれる」お手伝いをしていきたいと思います。
     
    本日は、長くなりました。
     
    お読みいただき、ありがとうございました。

  • 職人の日記 2022.01.15

    こんにちは。
     
    広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
     
    当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
     
    この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
     
    ということで・・・
     
    ―――――――――
     
    輪灯1
     
    本日は、リン灯というお仏具の修理のご依頼を頂きました。
     
    リン灯とは、お仏壇の中に吊り下がっているお仏具になります。
     
    以前にご紹介したリン灯の修理(金メッキ)の様子
     
    リン灯とは、「輪灯」と記載します。
     
    この輪灯は浄土真宗のみ用いられるお仏具になり、宮中の儀式で明かりを灯す為に使われていた道具からきているといわれています。
     
    お仏壇の中でも灯明用として、内部を明るくするための道具になります。
     
    輪灯2
     
    今回は、お客様からメールでご相談がありました。
     
    「輪灯のつなぎの部品がなくなり、釘を曲げて代用しています。グラグラするので、何とかならないでしょうか?」
     
    というお問合せでした。
     
    「大丈夫です。修理できます。」と概算の修理金額をお送りすると、早速にご持参くださいました。
     
    IMG_20220105_140335
     
    上下左右を小さな部品でつないでいるのですが、その部品が無くなったため釘を差し込んで使用しておられたそうです。
     
    「先祖から引き継いだ昔からの仏具なんで、これを飾っておきたくて。」
     
    お仏壇に限らず、お仏具一つ一つにもお客様の思い出がございます。
     
    特に輪灯のような真鍮製の仏具は戦時中に金属の供出の対象となったこともあり、思い入れをお持ちのお客さまが多いです。
     
    金属類を回収していた戦時中にお仏具を隠していたというお話し
     
     
    IMG_20220113_175440
     
    部品を取り揃えて、修理が完了しました。
     
    IMG_20220113_175446
     
    IMG_20220113_175503
     
    皿との接続部分はねじ止めで固定をしました。また、ねじも隠れるように内側にしております。
     
     
    「これで、安心して使えます。よかったです。ご丁寧にありがとうございます。」
     
    とても嬉しいお言葉を頂きました。ご依頼を頂き、本当にありがとうございました。
     
     
    音羽屋ではお仏壇だけではなく、お仏具の修理も承っております。
     
    お仏具一つでも大切な道具です。なるべく長くお使いいただけるようにお手伝いできればと思います。
     
    また、メールやLINEでお写真をお送りいただければ概算のお見積りもお伝えいたします。
     
    どうぞ、お気軽にお問い合わせくださいませ!
     
    本日もお読みいただき、ありがとうございました。

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