日々の出来事
日々の作業や出来事を、出来るだけ毎日綴ってます…。
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お知らせ 2022.01.14
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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「主人の四十九日の法要までに仏壇を綺麗にしてあげたいんですよ。」
と、修復のお見積のご相談を頂きました。
つい先日にお亡くなりになられたそうです。
「入院している病院から電話が鳴ってね。行ってから2時間後ですよ。最後は寝たまま手を合わせてました。手をあげる力もないのに、えらいよねー」
奥様が横に来てくださり、安心して息を引き取られたのかもしれませんね。
お仏壇は立派な金仏壇で、50年近く経っておらるそうです。
内部をみると、拭いてしまい金箔が大きく剥がれています。
「これね。主人が掃除して剥がしたんですよ!もうっ(笑)
実はその時から音羽屋さんにお願いをしようと10年間チラシを家計簿に挟んで持っていたんです。
なかなか主人の許可がでなくて、結局今になっちゃいました。よろしくお願いいたしますね!」
10年間もお待ちいただき、ありがとうございます。
お仏壇を綺麗にするタイミングは様々ございますが、
・仏事に合わせて
・季節の節目までに
・家のリフォームの時
という3つのタイミングでのご依頼が多いです。
「仏事に合わせて」ですと
・四十九日までに綺麗にしたい
・初盆までに綺麗にしたい
・回忌法要(三回忌など)までに
という機会でのご相談が多いですね。
「この時にまでに間に合うかな?」
と思われたら、お気軽にご相談くださいませ。
この度もご依頼を頂き、早速作業に取り掛からせていただきます。
ご依頼頂き、誠にありがとうございます。 -
職人の日記 2022.01.13
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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本日はお仏壇を置く場所をお客様宅で採寸させてもらいました。
「どこがええかね~」
「この棚は置いときたいね~」
「こっちの鏡台は嫁入り道具で持ってきたやつじゃけねぇ~」
・日が当たらない場所
・移動の邪魔にならない
・思い出の家具をのこす
という条件をお伺いして、棚三つを動かしてスペースを作ろうという事になりました。
これからご自宅のに置く事が出来る大きさで、実家から持ち帰った御本尊様をお祀りできるようなお仏壇をご用意させてもらいます。
ご実家のお仏具をお預かり伺った様子はコチラ
音羽屋では、ご実家と現在のご自宅が離れておられるお客様から
・実家のお仏壇をなんとかしたい
・ご先祖の想いを繋いでおきたい
・何からやったらいいか分からない
といったご相談をお受けすることが多いです。
今回のお客様からもご相談を頂き、
・ご実家の御本尊を持ち帰る
・ご自宅にあったお仏壇に変える
・新しいお仏壇に御本尊をお祀りする
というご提案をさせてもらい、ご家族やご兄弟様のご了解のもとお話を進めさせてもらっております。
御本尊様を引き継いで、お仏壇をお買換えされた事例はコチラ
ご自宅やご実家にお伺いして、お話をお聞きしてお客様にとってお仏壇をどうしていくことが一番最適なのか?
一つの答えではなく、その家その家によって様々なご事情があるので解決策は変わってきます。
是非、お気軽にお仏壇の困ったな~をご相談くださいませ!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。 -
職人の日記 2022.01.12
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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安佐北区の寺院様より「浄土三部経」の巻子(かんす)四巻を修復のためにお預かりしました。
巻子とは、分かりやすく言うと巻物です。
そして、「浄土三部経」とは「仏説無量寿経」「仏説観無量寿経」「仏説阿弥陀経」の三経典からなっており、 浄土宗や浄土真宗の根本経典となる大切なものになります。
古くからお寺にあることで、傷んでしまっているようです。
巻きを解いていくと・・・
破れかけている部分も多数あります。
最後の巻き芯を見ると二つに折れてしまっているようです。
今回の修復はお世話になっている表具屋さんにお願いをしております。
音羽屋では、お仏壇だけはなく寺院の仏具の修復も承っております。
地域の皆さまが代々と大切に繋いできてくださったお参りの場所である、寺院。
家のお仏壇と同じく、未来へと繋いでいくお手伝いが出来てとても光栄です。
ご依頼を頂き、誠にありがとうございます! -
職人の日記 2022.01.12
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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本日は、三次市へお仏壇の点検とご本尊様のお預かりにお伺いいたしました。
ブレブレッ!
その理由は後ほど・・・
三次市へ入る前には、お客様からお勧めいただいた道の駅へ立ち寄りました。
安芸高田市みちの駅「三矢の里」(みつやのさと)
美味しいたまごサンドを頂いて三次市内へ入りました。
今回は、「空家になっている実家のご本尊様を持って帰ってきて欲しい・・・」
というご相談でした。
「実家の仏壇を何とかしたい・・・」
鍵を預けて頂き、信頼してもらっている。
とはいえ、周りの目は気になりますね。
恐るおそる、ご近所の視線を気にしながらカギを開けます。
カギをガチャガチャしている時も見られているかは分かりませんが、見られているような気がする。
日頃の行いが試されますね(汗)
奥へ行くとお仏間。
怖いのと寒いので手がブレブレです(笑)
家の中に入らせてもらうと、どなたもいらっしゃらないのでドキドキ!!
仏様と接点のある仕事をさせてもらっていても他人の「空家」に入るのは勇気がいりますねー
お仏間ではご依頼を頂いておりました、ご本尊様とお仏具をお預かりさせてもらいました。
先祖代々を見守ってきてくださったご本尊様。
御文章を確認すると約300年以上前のモノのようです。
音羽屋では、お仏壇のことであれば・・・
・実家の仏壇をなんとかしたい
・代わりに実家に見に行ってほしい
・移動や御処分の相談をしたい
・遠方だけど来てもらっていいのだろうか
など、仏様&お仏壇のことでお悩みの皆様の解決をしていきたいという想いから日々の業務をさせてもらっております。
これからも今のお客様の「もとに繋がる」お手伝いができるように精進致しますので、どうぞよろしくお願いいたします!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。 -
職人の日記 2022.01.10
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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本日は修復のご依頼を頂いたお客様のお仏壇をお預かりにお伺いしました。
場所は三原市になります。お蔭様で、音羽屋では広島県内と山口県内からのご依頼を多くいただいており、「遠いかな・・・」と気になられる方は遠慮なくお気軽にお問い合わせくださいませ。
お預かりするお仏具は並べて写真を撮ります。作業中に万が一、入れ替わったりの間違いがあってはいけないので、記録用になります。
その後は、お隣は竹原市でお仏壇をどうしたらいいのかのご相談でした。
「かなり古いお仏壇で、いまだに親戚がお参りに来てくれるんです。何も手を入れていないので綺麗にしておきたいなと考えています。」
・・・
「ただ、この家も5年以内には改築する予定で、その時にはこれだけ大きなお仏壇を遺しておくことはないと思うんです。子どもたちも困るだろうし。どうしたらいいか悩んでいまして・・・」
という、ご相談でした。当店では、この様なご相談をお受けすることが多いです。
今回も家の状況やお仏壇の状態を見ながら、お客様のご希望に適した形でお見積をさせてもらう事になりました。
・大掛かりな修復はしたくない
・見た目に綺麗にはしておきたい
・どうやって引継いだらいいのか?
など、お仏壇の気になる事は何でも聞いてください!
これまでにお手伝いをさせて頂いたお客様の実際の事例をもとに最も適した形でお仏壇のことを進めていけるようにお話をさせてもらっております。
お仏壇のことを一緒に解決していけるパートナーになれれば嬉しいですね。
そして、帰りには安芸津の知り合いの珈琲店に顔を出しに行きましたが、お休みでした。
※写真は開いている時の様子です。
安芸津歳實コーヒー
とってもおいしいコーヒーとステキな店主さんがおられるので、機会があれば是非とも寄ってみてくださいねー!
あ、月曜日が定休日だそうです(笑)
ちなみにお店のすぐ隣は、あの「南一誠」さんのご実家のお店になります。
知り合いのお店がお休みだったのは残念ですが、帰りには先ほどのお客様から教えて頂いた美味しい「タコ天」のお店に行けたのでよかったです。
市川海産物商
本当にオススメのタコ天ですよー!大きくて歯ごたえあるけど柔らかい、そして味も最高!
と、お仏壇以外のことばかりになりましたが、お客様とそのお住まいの地域の事を教えて頂けるのもこのお仕事の楽しいところです。
その会話の中で、地域への想いやお好きな事などをお聞きして、お気持ちを少しでも理解できるようなっていければと考えています。
そして、お仏壇のことをどうしていくのがいいのかを一緒に考えていけるパートナーになりたいと思います。
また、当店以外の専門家からも様々な情報を仕入れてお客様のお悩みを解決できるように勉強していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。 -
職人の日記 2022.01.09
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
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ということで・・・
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本日は破魔矢(はまや)を昨年のものから今年のものへ代えてもらいにいきました。
例年はとんど祭りでお焚き上げしてもらって、新しいものを神社へ購入しに行っていたのですがまん延防止となったため、とんど祭りが中止となりました。二年連続の中止、残念ですが仕方がないですね。
「破魔矢」の由来は、なんと平安時代にまでさかのぼるようです。
「射礼」(じゃらい)という平安時代に弓矢を射って豊作を占った行事からきていて、的を「ハマ」と呼び、矢を「ハマヤ」と呼んでいたそうです。徐々に形式化され、現代の様になっていきました。
「ハマ」を「破魔」とあてたことから、災難や嫌なことなどの「魔」を破って一年を幸せに過ごせますようにという意味や「矢」の形をしているのでチャンスを射止められますようにという願いを込めているそうです。
ちなみに破魔矢の先が尖っていないの、矢の対象が人や物ではなく邪気などを破り浄化する用を為せばよいので、鋭利である必要が無いからです。
最後に破魔矢を飾る場所ですが、明るく清潔で、目線よりも高い場所であればよいといわれています。
神棚や床の間、リビングや、外からの邪気を破る意味で玄関に飾るのが一般的です。
本年も破魔矢のお力をお借りして、清らかな状態でお客様の大切なお仏壇を修復していきたいと思います。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。 -
職人の日記 2022.01.08
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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お弁当!?
今朝、7時半ごろから作業をしていると近所のお好み焼き屋のおばちゃんが、「おはよう!食べんさい。」と持って来てくださいました。
感動です!!
実は、おばちゃんは平均すると2週間に1回はお弁当やお茶やお菓子を持って来てくださるんです。僕がお好み焼きを食べに行っても行かなくても!
「うちは娘ばかりじゃけ、息子みたいなもんよ。あんたの仕事はええ仕事じゃねー」と仰ってくださいます。
そして、必ずおじちゃん(ご主人)の愚痴も言って帰られます(笑)
お蔭で元気モリモリ!
本日も無事に修復したお仏壇の納品が完了しました。
納品後にはスグにお寺さんのお参りがあるとの事でしたが、何とか間に合いました。
この度は、ご依頼を頂き誠にありがとうございました。
これからも「ええ仕事じゃねー!」と言ってもらえるように精進していきます。
本日もお読みいただき、ありがとうございましたー -
職人の日記 2022.01.07
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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本日は金箔の修復が仕上がったお仏壇を組み立てています。
すると、音羽屋のお近くにお住いの方が当店へ相談にお越しくださいました。
「三次の実家に誰も帰らんから仏壇をどうしようかと思いよるんよ。」
いつもお店の前でご挨拶をする男性の方です。
どうやら、ご実家のお仏壇が大きすぎるので持ってくることもできないので、どうしようかと悩んでおられるようでした。
「新品を選んでもらえんかね?」
と、ご依頼を頂いたのですが・・・
「折角、ご先祖からのお仏壇でしたら、中に祀って頂いている御本尊様だけでも引き継がれてはいかがでしょうか?」
と、お話をさせてもらいました。
お仏壇そのものはとても大切な場所ではありますが、最も重要なのは御本尊様へ手を合わせてお参りをするということ。
仏様あってのお仏壇ですし、ずっと先祖代々を見守ってきてくださった仏様です。
「人間が家を引っ越すように、仏様はそのまま引き継いでその寸法にあうお仏壇に代えられてもいいと思いますよ」
「そうじゃのー!そりゃええのー!
・・・
じゃがわしゃ足が悪るうて、あっちには帰るのがしんどいけぇ
あんたが行ってきてぇや」
「えっ!」
あっという間に・・・いや、えっという間に
なぜか僕がカギをお預かりして、誰もいらっしゃらないとはいえ他人様の家にあがって、仏様をお預かりしてくる事になりました。
大切な事をお任せいただき、光栄です。が、緊張しますね。
近所の人がどんな目で見るんだろう・・・
結果はまた、お伝えさせてください。
音羽屋ではお仏壇をお買換え頂く事も出来ますが、その際にはなるべく現在の御本尊様を引き継いで頂く事をお勧めしております。
ご先祖様をずっと見守ってきてくださった御本尊様。ご先祖様の想いとともに繋いでいっていただけると嬉しいですね。
修復のお仏壇も組み上げが仕上がりました。
本日もお読みいただきありがとうございました!
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職人の日記 2022.01.06
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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本日は、
「父親の四十九日の法要を家でするので、お仏壇の中や周りを綺麗にしてもらえないだろうか?」
というご依頼を頂き、清掃作業をさせてもらいました。
お仏壇本体は修復して間もないこともありとても綺麗でしたが、ホコリやカビが出てきていたので取り除いて、お仏間の中やお供え物などを整えさせてもらいました。
「これで、家族や親族が来ても大丈夫ですわ!プロにお願いして良かった。ありがとうございます!」
と、仰って頂きました。
ご依頼を頂き、誠にありがとうございます。
お仏壇の掃除・清掃も承っておりますので、お気軽にご相談くださいませ!
「そうそう、音羽屋さん、仏壇の上の額は我が家のお宝なんよ!」
と、帰り際に貴重なお話を聞かせてもらいました。
「これは、宇都宮黙霖の直筆で、あの吉田松陰に多大なる影響を与えた人なんよ。」
宇都宮黙霖(うつのみや もくりん)とは・・・
呉市長浜で生まれた宇都宮黙霖は、吉田松陰と手紙のやり取りをして、思想に大きな影響を与えた人だそうです。
なぜ、その方の直筆の手紙が家にあるのか???
「わが家はその昔、寺子屋をしとったんですわ。それで、繋がりが出来たんでしょうな。本当にご先祖様には頭が下がりますわい。」
貴重な家の歴史を教えてくださいました。
帰りには、お客様から教えて頂いた宇都宮黙霖と由縁のある西福寺さんにもお参りをしてきました。
お仏壇を前にご先祖の歴史やその家ならではの事を教えて頂く時間。
僕たち音羽屋にとって、最も貴重な時間です。
お仏壇を通して、「その家ならではの歴史や想い」にふれるお手伝いができとても光栄です。
この度は、貴重な時間を本当にありがとうございました。
皆さま、本日もお読みいただき、ありがとうございました! -
職人の日記 2022.01.05
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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先日、修復のご依頼でお預かりしたお仏壇の上部からこのような雲の形の彫物が出てきました。
これは、「雲板」と呼ばれるモノの一種になります。
※裏を見ると年代が記載してありました。100年以上前のモノのようです。
この「雲板」はどのお仏壇にもある部品ではなく、お仏壇の置いてある場所の「上に人がいる場合」に置くものになります。
・二階建てのお住いの一階にお仏壇がある
・マンションなどの集合住宅で上に人が住んでいる
などなど
「何のためにこの「雲板」を置くのか?」
お仏壇にはご本尊様(仏様)をお祀りしています。
上記のような住環境が増えるにつれ、その仏様の上を人が歩いていいのだろうか?失礼ではないか?
と、考えられるようになりました。
その対策として、雲を仏壇の上に置く事で「仏様の上には雲だけです。人はいませんよ。」とお伝えするためにこの「雲板」が作られたそうです。
ちなみに雲の形の細工ではなく、
・雲という文字を書いた紙
・雲という文字の木工品
を置いたり、貼ったりしても大丈夫です。
場所はお仏壇の上の天井に貼るか、お仏壇の上に置いて頂いても構いません。
また、「空」「天」という文字でも大丈夫です。
ちなみに神棚にも同じ「雲板」というものがありますが、今回のお仏壇と同じ意味合いになります。
※神棚の前面にある雲の形をした板の部分です。
この度の「雲板」も金箔を押し直してピカピカの雲になりました!
便宜上のものとはいえ、仏様を大切にする風習を大切にしていきたいですね。
これからも家の中の神聖な場所であるお仏壇を代々へと繋いでいくことで、「敬う」という大事な心を伝えるお手伝いをしていきます!
おまけ・・・
雲板の大きさを知ってもらう為の一枚!
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職人の日記 2022.01.04
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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本日より音羽屋の仕事はじめとなります。
ポストには沢山の年賀状と一緒に昨年末に納品させてもらったお客様からご感想のお手紙が三通も入っていました。
新年早々、とっても嬉しいですね!本当にありがとうございます!
いずれもご紹介をしてもいいという許可を頂きましたので、こちらに掲載させてもらいました。
本年も多くのお客様から音羽屋にお願いをして良かったと言ってもらえるように精進していきます。
何卒、よろしくお願いいたします! -
職人の日記 2022.01.03
こんにちは。
広島でお仏壇の修理を専門にしている音羽屋の山縣です。
当店は、お仏壇という家の中の大切な場所を繋いでいくことで、その「家ならでは」の想いが伝わっていくことを大切にしています。
この「職人の日記」では、掃除・洗浄・修復・塗替え・移動・保管・御処分・配置・向きのことなど、お仏壇のことで皆様のお役に立てれば嬉しいです!!
ということで・・・
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本日はお休みをいただき、大阪の万博公園内にある世界最大のアスレチックに挑戦してきました。
下から見上げると、宙ずりのボートが見えます。
高さは24mと7階建てのビル位の大きさ!
空中に浮いているアトラクションをこなしていくのですが、その下には安全ネットはなく、体を工事現場の安全帯のようなワイヤーでつないでいます。
残念ながら、カメラもスマホも持ち込めないので、中でやっている写真はありません。
外から見ていて、そんなに難しそうに見えませんでしたが、実際に上にいくと・・・
「こわい!」
そう思った瞬間に体が動かないですね。
最上階を目指したのですが、途中で断念して下の階層から挑戦すること。
ちょっとしかグラグラしないアトラクションも最初の一歩が怖い怖い。
制限時間になり、降りてきて感じたことは、
〇何事も実際にやってみないとわからない
〇やっている人と見ている人では感じ方が全く違う
〇出来そうにないことも一度やると出来るようになる
〇徐々にやることのレベルを上げていった方がいい
〇地面が一番安全・安心(笑)
という、当たり前のことでした。
それでも新年の最初に新しいことに挑戦をしたことで、この当たり前のことに気づけてよかったです。
本年もお仏壇を通して様々な仕事やお客様とお話をしたりしていくうえで、これらのことを意識してやっていこうと思います。
新年の最初にいつもとは違うことをやって新鮮な気持ちに気づくというのもいいですね!
本日もお読みいただき、ありがとうございました。