日々の出来事
日々の作業や出来事を、出来るだけ毎日綴ってます…。
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職人の日記 2018.10.06
世にも奇妙な・・・
物語。
ではなくて、ちょっと奇妙な神社にお参りしてきました~
これ、なんの絵かお分かりになりますか?
そうです!ど〇〇〇
おとと、こたえは後にして・・・
先日、山口県美祢市にて仕上がったお仏壇をお納めさせてもらいました。
「キレイになったねーピカピカしちょる。」
大変喜んでくださり、御礼にと美東町の厚保くりを沢山いただきました!
本当にありがとうございます!栗ご飯で美味しくいただきました~
ということで、納品後にはもう一つの目的であった、ちょっと奇妙な神社さんへ!偶然にもお客様の家からすぐ近く。
ここです。
どじょう森大明神社(河内神社)
なんでも腰から下の病気にいいそうで、おねしょの神様として一番有名らしいですよ~
早速、参道をあがっていくと…
なぜ、どじょう森様と呼ばれるようになったかの由来もありました。
そして、本殿
お参りをして中に入らせてもらうと奉納された沢山のどじょうの絵がかけてあります。
(そうです!冒頭のこたえです。今更っ!)
8月25日のお祭りの時に自分の年の数だけどじょうの絵を描いて奉納するそうです。全国でも珍しいお祭りではないでしょうか。
それにしても、色んなどじょうがいますね~
全国各地から参拝しておられるようです。
僕は、このどじょうさんが気にいりました。
8才と10才、小学校2年生と4年生でしょうか。僕も修学旅行の直前(5年生の終わり)までおねしょをしていたので、ちょっと気持ちが分かりますね~治まるといいですね!
ちなみに今はおねしょは治っていますし、腰から下の病もありません(笑)
こちらのどじょう森様は、足腰の弱い人、おねしょ、不妊、夫婦の不和などに霊験あらたかな神様だそうです。ご興味のある方は、「山口県美祢市美東町綾木柿木原」にございますので、参拝してみてくださいね。
今日もお読みいただき、ありがとうございました! -
雑誌・TVからの取材 2018.09.21
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職人の日記 2018.08.18
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職人の日記 2018.01.13
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職人の日記 2017.12.19
当店の作業場にRCCラジオカーズの小笠原さんと関本さんが取材に来てくださいました!今回は、お仏壇の「洗浄」という修復方法についてのお話をさせてもらいました。
で、生中継の前に小笠原さんと工作作業。
チョキチョキとハサミを入れているのは、「ごぜん様さまGマガジン」の中に付いている「トントン紙相撲」。小笠原さんが切り抜いているのは、RCCの人気アナウンサー「泉水はる佳」さん。
そして、切り抜いた後は、音羽屋場所の開幕!
「ミュージックドライブあやな」VS「三十路のはるか」
トントン♪トントン♪トントン♪
パタ。
「ミュージックドライブあやな」の勝ち~~!
この紙相撲、お人形同士を離してトントンすると、直ぐに倒れてしまうので、お互いに重ねるようにすると楽しめますよ!
最後は、ラジカーの前で記念撮影。
今年もお聞きくださった皆様、本当にありがとうございました。来年もどうぞよろしくお願いいたします! -
職人の日記 2017.11.21
先月、お納めさせて頂いた山口県のお客様からお手紙が届きました!
「毎日、朝晩お仏壇の前に座るととても幸せな気分になります。」とのこと。
ご依頼を頂いたきっかけは、ご主人様の四十九日を終えられ、代々のお仏壇を綺麗にしておきたいな~ということからでした。
初めてお会いしたときは、やっぱり寂しそうな雰囲気でいらっしゃいました。ほんとに仲良しのご夫婦で、ご近所でも有名だったそうです。「お仏壇で手を合せると、キュッとなるのよね胸が…」と仰っておられた奥様。
私共の仕事は、ご不幸があられた時にご依頼のあることも多々ございます。お話をお聞きしていると切なくなります。
でも、本日頂いたお手紙でお力を頂きました。
このお仏壇のクリーニング(洗浄修復)によって、ご不幸があられたことで繋がった仏縁を輝かしいものとして受け止めていただけるようにお手伝いすることができる。と教えていただきました。本当にありがとうございます!
「お仏壇の前に座ると幸せな気分になります。」
いやー、何度書き込んでも、嬉しいですね!よかったよかった!
この度は、ご依頼を頂き、誠にありがとうございました。
本日ご紹介したお客様の修復したお仏壇のビフォーアフターを掲載しておきます。どうぞ、ご参考になさってください。
ビフォー
↓↓↓
アフタ~
ビフォー
↓↓↓
アフタ~
ビフォー
↓↓↓
アフタ~
ビフォー
↓↓↓
アフタ~
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職人の日記 2017.09.28
本日は、朝から山口県は周南市に伺っておりました。
2年前に修復をさせてもらったお客様から、「電気が消えるんよ~」とお電話があり、LED配線のチェックとご紹介頂いた別のお客様のお見積にご訪問。
先ずは、配線の修理から・・・アダプターの調子が悪かったようです。取り替えてバッチリ明るくなりました。
こちらのお客様は周南(徳山)の漁港の目の前で食堂を営んでおられます。
店を出ると魚市場。市場の方の食堂として朝早くから開けておられます。という事で、朝ごはんを頂きました~
アジフライを食べているとお店に飾ってある手拭いの文章で地元の方と笑い話に・・・「これ、読んだら、しんどいしんどいって言うとれんね~フフフ♪」
「80歳でお迎えが来ても、役に立つぅ言うて、断らにゃいけんのかいね~」
それにしてもお店も手ぬぐいも年季が入ってます。そして、よく見ると机の上には、とれたてのアジ、アジ、アジ!
もう一軒伺ってから帰りに取りに来るのでと、お刺身を注文。お客様から「頑張ってね~!」と背中に声を掛けていただいて出発。
ご紹介頂いたお客様宅は、山側なので動物園を越えて、ご訪問。
沢山お参りして下さったお仏壇なので、いい味出てます。作業内容をご説明すると、「じゃぁ、お願いね。」とその場でご依頼を頂きました。ありがとうございます!
お寺さんのお参りが終わってから、改めてお預かりにお伺いする事になりました。
わらび餅をお土産に朝の食堂に戻ると・・・
「どう?ええ具合になった?」
「はい。ありがとうございます!」
「ほいじゃぁ、開きも付けとくから帰ってフライにしてもらい!」
嬉しいです!超、激安にして下さり、本当にありがとうございました(^^♪
そして、帰り際には「ジャイアンツファンじゃけど、今年は仕方ない。来年、覚えときんさいよ!」と背中に声を掛けていただき、広島にもどりました(‘◇’)ゞ
本日、カープは最終戦。勝って、終われるといいですね。 -
職人の日記 2017.09.26
先日、尾道市の旧家のお客様宅へご本尊様と御位牌をお納めさせてもらいました。
修復が仕上がった御位牌をずらっと並べるとこんな感じです。
ちょうど、朝日があたって輝いております。
実は、お預かりした時はこの様な感じでした。
100年以上はお参りをしておられたとの事で、煤で茶色くなってしまっています。
お預りをしてから、先ずは全てを分解していきました。
↓↓↓↓
古い物なのでなかなか外れない部分もございます。
そして、全体を洗浄して汚れを取り除き、漆部分を磨き込んでいきます。
金箔が剥がれているところもあるので、すべて押し直していくと・・・
その後、表面の文字に金泥を入れていきます。
この様な御位牌が10基。
続いては、御本尊様と御厨子の修復です。
これまた、年季が入ってますね~
扉の部分に何か書いてあります。
うーん。よく読めませんが、一番右の行は「文化八未年」と書かれてます。
調べてみると文化八年は確かに未年。西暦で言うと、1811年なので・・・
206年前!!江戸時代。これは、これは、なんともすごいですね~
という事で、その200年分の煤を洗い流していきます。
煤の向う側には200年前の金が輝いていました。
ただ、やはり剥がれている箇所もあるので箔押ししていきます。
↓↓↓↓
お綺麗になったところで、外してあった頭の飾りを取り付けていきます。この飾りも薬剤につけておくとキレイになりました。
お飾りをつけて、御厨子にお入れすると・・・
おお。綺麗になりました。
ということで、全てを梱包して、ご自宅にお持ちをさせてもらいました。
「まぁ、ほんまにきれいになったね~こりゃ、よろこんどってじゃ。ええね~」と大変お喜びくださり、本当に嬉しいです!
また、これから100年そして、その先までずっとお参り頂けると思うとこの様なご縁をいただき、本当にありがとうございました(^^♪ -
職人の日記 2017.09.06
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職人の日記 2017.09.05
本日は、お盆前にご依頼を頂いたお客様宅でお仏壇をお預かりさせてもらいました。
これから、お住まいを大規模リフォームされるそうです。
「自分の住むトコが綺麗になるから、ご先祖様のトコも綺麗にしておかないとね~ははは。」とステキな笑顔でお迎えして下さいました。
その後、別のお客様からお見積のご依頼頂き、お伺いさせてもらいました。
こちらのお客様もこれからリフォームをされるとの事で、パンダの絵が描かれた段ボールがたくさん積んでありました。
点検で、引き出しを見ると、白カビが発生中。
日本は湿気が多いですし、仏間は奥まっているので、どのお住まいのお仏壇も風通しを良くしておかないとカビが生えてしまいます。
「購入してからずっとこのままなんで、いい機会に綺麗にして下さい。」とお客様からその場でご依頼を頂き、直ぐにお預りをさせてもらいました。
この度は、ご依頼を頂き、誠にありがとうございます。お引越しのご準備で、お疲れが出ないことを願ってます! -
職人の日記 2017.08.27
今回は、珍しくお仏壇以外のご相談。
「銀の観音さんをキレイな金色にしたいんです・・・」とお客様がご来店下さいました。
金属を金色にする方法はいくつか考えられます。金色塗料、金メッキ、そして、金箔。
仏壇の部品などで、それぞれの色合いの違いを見ていただき、耐久性などをご説明。金箔が一番、色合い的には落ち着いていい感じになります。しかし、いかんせん金箔は剥がれやすいんです・・・ということで、箔押しした後に専用の保護剤を塗布することでご依頼を頂きました。
で、コチラがその観音様。
ほー、すてきなお顔立ちとお姿ですね~
後姿は・・・
コチラもうつくしいですね。
「これ、純銀なんですよ。」
確かにまぁまぁ、重たいです。
「で、高村光雲さんの作品なんです。」
えっ!?高村光雲!?
裏返してみると確かに!!
高村光雲と言えば、仏師で彫刻家。上野公園の西郷さんが有名ですね!
そして、「道程」の著者である、高村光太郎さんのお父さんです。
なんとも偉大な作家さんの作品に手を加えることになりました・・・
ということで、全体を洗浄して、表面の汚れや油分を取り除いていきます。
そして、金属用の箔下を塗布してから金箔を乗せていきます。
ドンドン、ドンドン、乗せていきます。
全体に金箔が乗りました。
ここから、箔を押し込ながら、伸ばしていき、余分な箔を払います。
金箔の中から、キレイな観音様が出てきました。
いい感じで、箔が乗っていますね~
後ろは・・・
銀の時とは違った、柔らかみが出ています。
比べてみると・・・
銀の時はこんな感じ。
そこから、金箔で仕上がると。
なるほど、金はお浄土を現わし、永遠の輝きを表現していると言われますが、伝わりますでしょうか・・・
今回は、滅多とない作品を触らせてもらい、大変貴重な機会でした!
ご依頼を頂き、誠にありがとうございました。どうぞ、末永くお祀り頂けると嬉しいです(^^♪ -
職人の日記 2017.08.21
暑い日が続いていますね~
そんな中、今日は御位牌とお仏像の修復のご依頼で、わざわざ尾道よりご来店くださいました。誠にありがとうございます。
その数、10基!
そして、観音様と御厨子。
ずらっと並ぶとこんな感じです。
厨子の扉に何か書かれてます。
向かって左側に墨で縦書きの文字。
「ほんまじゃやね~知らんかったよ!」という事で、お客様と一緒にあれやこれやと目を凝らします(@_@)
そこから、厨子の扉の部分にある文字は何と書かれているかを解析…
写真を撮って、引き伸ばして印刷して、あーでもないこーでもないと話す事1時間。
文化八未年(ひつじ)、うんたらかんたら、五月朔日(ついたち)と書かれます。
文化八年ということは、1811年。江戸時代、200年以上前じゃないですか!?
何代も何代もに渡って、観音様をお祀り頂いていたんですね。この煤が200年前の煤かと思うと不思議な感じです。
南無観世音菩薩
南無観世音菩薩
合掌