家の中に
大きなお仏像!!
極楽には
9個のコースが!?
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(1161日目)
↓ ↓ ↓

お仏壇のお困りごと
解決人のヤマケンです
このブログは
職人のぼくたちが
お仏壇や仏教のことを
お伝えするブログです!
さ~て
本日のお話しは・・・

私の祖母の代から
あるのよ・・・

ずいぶん前ですね~

直るかしら?

大丈夫ですよ!

こ、こちらは!?
この春先に
お仏像修復の
ご相談をいただき
お伺いしてみると・・・
一般家庭にある
お仏壇の仏像としては
大きめ
いや
かなり大きめ

台座が24cmで
座っておられる
仏さまが23.5cm

さらに
仏さまの後ろには
光背(こうはい)が入って

全体の高さが67㎝
お寺さん以外で
これだけ大きなお仏像は
なかなかありません
仏像修復のブログを
読んでくださったのが
きっかけで
現状確認と
修復方法について
ご説明させてもらい
お仏像本体は
現在の雰囲気を残して
スス洗いのみ
台座と光背は
下地からの塗替え修復で
ご依頼頂きました
以前に書いた
仏像修復の様子は
コチラから
↓

お預かりをして
改めて状態を
確認していきます

光背は
手で支えないと
自立できないほどに
裏側の
差し込む部分が
弱っています

もともと
差し込み部分が
細すぎるようなので
ここは
修復していくなかで
作り直します
光背だけを
確認してみると

スス汚れと
箔の剥がれはありますが
木地は問題ありません

ここから
汚れを洗浄して
塗り直していきます

仏さまが
瞑想するように
座っている様子の
「阿弥陀如来坐像」
(あみだにょらいざぞう)
多くの人々が
お参りされたんでしょうね
ススによる変色と
ホコリが
詰まっています


こちらの
阿弥陀如来さまが
珍しいのは
「印相」の形です
(いんそう)
印相というのは
仏さまの手のポーズ
浄土系の
阿弥陀如来さまは
左右それぞれ
親指と他の指で
輪っかを作る
「来迎印」と呼ばれる
(らいごういん)
極楽へ
お迎えするポーズが
多いのですが

今回は両手をつける
「定印」(じょういん)
になっていて

このように
二つの輪を作るのを
「阿弥陀定印」と言って
(あみだじゅういん)
瞑想をして
さとりを開いた
様子を表しています

印相の話しに
なったので・・・
阿弥陀さまの印相を
もうひとつ
ご紹介をすると
左右それぞれに作った
輪っかを
コチラに見せた形を
「説法印」と呼び
(せっぽういん)
身振り手振りで
お説法をしている
様子を表しています

説法印の阿弥陀さまは
数少ないですね~
お仏壇に安置される
阿弥陀さまでは
まず無いと思います
なぜ・・・
印相が違うの?
気になりますよね
これは
極楽へのお迎えの
ランクを表していて
じつは
極楽行きには
9コースがあるんです
が・・・
長くなるので
またの機会に
ブログで書きますね

さて
いよいよ台座です
分解して
状態を確認すると・・・

虫食いが多く
部品が欠損しています

こちらも
欠損しています

それにしても
虫食いが多い・・・

よっぽど
美味しいかったのかな

洗浄して
膠(にかわ)をゆるめ
さらに分解していくと
虫食いが進行しすぎて
このまま使うことが
出来ない部分も

ここまで
ボロボロになっている
場合は
その他の欠損している
部品とともに
新たに作成します
台座の一番上にある
蓮台を確認すると
(はすだい)

木地の状態も
問題なしです
蓮台の上の部分には
四角い穴があり
ここに
お仏像の底部分を
はめ込みます

そのお仏像の
底がどうなっているか
というと・・・

中央にある
四角部分が台座に
ハマります
あれ!?
底の部分を
よ~く見ると・・・

お仏像の底に・・・
なにやら文字が

漢字で
なにか書いてありますが
・・・読めません

文字が
書いてある箇所と
書いてない所があり
バラバラに
なってます
どうやら
仏像に関することが
書いてあると言うより
文字が書かれた
木材を使用し
寄木で作られたようです
(よせぎ)
仏像の造りには
・一木造り
・寄木造り
の2つがあり
寄木造りは
乾燥による
割れを防ぐことが出来る
というメリットが
さらに
部品をくっつける前に
お仏像の中に
お経などを
入れることも出来ます
もしかすると・・・
こちらの
阿弥陀さまにも
何か納まっているかも
気になりますが
今回は分解をしての
修復はしないので
想像だけで
ワクワク
しておきましょう
おっと
ここまで
長くなったので
修復の様子と
仕上げについては
明日のブログで
お楽しみに~~

音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました

ちなみに・・・
大仏
とかけまして
初めてのお習字
とときます
そのこころは・・・
どちらも
奈良(習)います
でしょう!
何が
書いてあるんだろう?
な~む~

そんな
お悩みありませんか?
でも・・・
周りに聞いても
誰も分からないし
家庭によって
事情はバラバラ
どうなるかは
分からないけれど
現在、
悩んでいる状態の
話しをするだけ!
音羽屋では
1,000件以上の実績で
どのような
方法があるのかを
お伝え出来ます
お名前を伏せて
頂いて構いません
もちろん
ご相談だけで大丈夫
お気軽に
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解決の
きっかけになれば
嬉しいです

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Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!