お仏壇と屏風絵で思い出すご先祖のこと

地球温暖化の次は

地球「沸騰化」！！

 

 

絵の中の母親が
伝えたかったこととは？

 

 

お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい

 

 

職人が毎日
ブツブツ言ってます
（５２３日目）
↓　↓　↓

 

 

 

 

これまでの修復実績を

確認したい方はコチラから

 

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いや～

毎日暑いですね

 

 

 

 

昨日の

仏壇移動の時は

吹き出す汗が止まらない

 

 

 

 

例年のように

「去年よりも暑いですね」

があいさつ代わりに

なっていますが

 

 

 

 

本当に

暑くなっているらしく

7月の世界の平均気温が

過去最高になるとのこと

 

 

 

 

発表によると

7月23日までの

世界中の平均温度が

16.95度

 

 

 

 

あれ！？
意外と涼しそう？

と思ったんですが

 

 

 

 

よく考えると

冬を迎えている南半球や

北極、南極も含めた気温

 

 

 

 

「地球温暖化は終わった

これからは

地球沸騰化がやってきた」

 

 

 

 

と国連のお偉いさんも

仰ってるそうです

 

 

 

 

沸騰化って

ボコボコ湯が沸く状態

 

 

 

 

このままいくと
どうなるんでしょう

 

 

 

 

 

 

お昼間の

急激な気温上昇の影響で

 

 

 

 

農業国ベトナムでは

夜中に田植えを

しているとのこと

 

 

 

 

日本もそんな時代が

やってくるかもしれません

 

 

 

急激に値上がりした絵画

 

 

 

 

農作業の風景画で

沸騰したといえば・・・

 

 

 

 

「和高節二」（わだかせつじ）

という画家を

ご存知でしょうか？

 

 

 

 

牛の絵で最高賞の

文部大臣奨励賞を受賞

「牛の和高」

と呼ばれた日本画家

 

 

 

 

バブル期にはその絵画も

急激な値上がりをし

まさしく

価格が沸騰したそうです

 

 

 

 

和高さんは

安芸高田市向原町のご出身

 

 

 

 

先日、和高さんが描いた

屏風絵の修復のご依頼を頂き

仕上がった屏風を

お納めさせてもらいました

 

 

 

屏風に描かれていたのは母親

 

 

 

 

この度

修復させてもらった絵は

村の娘さん二人が

農作業に出かける風景

 

 

 

 

この絵にはお客さまの

強い思い入れがありました

 

 

 

絵が描かれたのは

昭和の初期

 

 

 

 

決して

裕福な生活ではなかった

そうですが

 

 

 

 

そんなことを感じさせない

農作業に出かける

二人のなにげない表情

 

 

 

 

この作品は

出展をする為に

描かれたのではないそうです

 

 

 

 

独学で農業をしながら

絵を描きつづけ

苦労をして画家になられた

和高さんにとって

 

 

 

 

故郷の大切な一場面として

残しておきたかった

のかもしれませんね

 

 

 

修復されたのは絵とその心

 

 

 

 

お預かりする前の屏風は

蔵に納めてあったことから

シミが広がっており

裏側はボロボロの状態

 

 

 

 

 

 

 

 

当社が信頼をする

文化財修復もされる

表具屋さんにお任せをして

 

 

 

 

紙を弱らせてしまう

薬品を使うことなく

伝統的技術で

全てを修復して頂きました

 

 

 

 

 

 

 

 

絵だけではなく

もう一つ

よみがえってきたのは

お客さまの記憶

 

 

 

 

それは

農業をしながら

沢山の兄弟を育てるため

家事をしている母の姿

 

 

 

 

当時のお母さんも

農作業をしながら

若かりし頃のイトコとの

会話を思い出していたのかも

 

 

 

 

そんな絵の中の二人が

教えてくれるのは

「朗らかに過ごすこと」

 

 

 

 

絵がよみがえることで

お母さまがうしろ姿で

伝えてきた生き方が

いま一度よみがえりました

 

 

 

お仏壇で伝わるご先祖の生き方

 

 

 

 

絵とともに

よみがえってきた

母親の記憶

 

 

 

 

お仏壇にも

ご先祖の記憶が

沢山詰まっています

 

 

 

 

ご先祖が

生きてきたエピソード

 

 

 

 

その中には

生きるヒントとなることや

生きるチカラに繋がる

話しが詰まっています

 

 

 

 

しつけが厳しかった

祖父が伝えたかった

丁寧な生き方

 

 

 

 

いつも明るかった

母が伝えてくれる

朗らかな生き方

 

 

 

 

世話好きな父が

見せてくれた優しい姿

 

 

 

 

戦後の困難を乗り越え

生き抜いた祖母の逞しさ

 

 

 

 

私たちが

お仏壇を修復することは

 

 

 

 

お客さまと

ご先祖とをつなぐ

記憶もよみがえらせて

いるのかもしれません

 

 

 

 

もうすぐお盆

お仏壇やお墓にお参りをして

ご先祖との繋がりを

意識していきたいですね

 

 

 

 

 

温暖化を越して

沸騰化している

世界の温度

 

 

このままいくと次は

蒸発化！？

 

 

確かに僕の髪の毛も

いつの間にか

蒸発しているような

毛がします