檀家さんが激怒!!!
「本当の強さは弱さ」
100点じゃないからOK
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(568日目)
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島でお仏壇のことなら
音羽屋の山縣です
わたしたちは
お仏壇をとおして
「仏教のおしえ
で生きるヒントを」
「ご先祖の想いで
生きるチカラを」
イキイキ生きる
ブツダンライフを
お届けしています!
これまでの修復実績を
確認したい方はコチラから
うちらのお寺は・・・
そうなんですか~
わたしたちのお寺は・・・
そうなんですね~
今週も見ましたよ~
「女子高生、僧になる。」
の第二話
亡くなったおじいちゃんの
跡をついだ
女子高生のお孫さんと
幼馴染のイケメン僧侶
お寺での生活がスタートして
赤字の立て直しを
していきます
お寺の経営が
分からない二人が頼ったのは
「寺(じ)・コンサルタント」
という怪しいコンサル
経営を立て直すには
檀家さんを増やしましょう
というアドバイスをもらい
アイドルの推し活経験のある
主人公の彼女は
イケメン僧侶による
法話会を企画
同世代の若い女子へ
呼びかけて
沢山の女の子がお寺へ集合
新しい世代を取り込んで
檀家になってもらおう
とおもったら・・・
僧侶なりたての
彼はもともとあがり症
ひと言も
まともにしゃべられず
法話会は失敗
それを聞きつけた
先代からもともとおられる
檀家たちさんが大激怒
「他のお寺の檀家になる!」
と言われてしまいます
日本には
「檀家制度(だんかせいど)」
とよばれる仕組みがあります
あるひとつのお寺に所属して
ご葬儀やご供養を
お願いする代わりに
お布施などによって
そのお寺を経済的に
支援する制度です
もともとは江戸時代に
キリスト教を締め出した
「寺請制度(てらうけせいど)」
が由来と言われていますが
かつては日本の仏教が
皇族や貴族、武士といった
権力者中心だったものから
一般民衆への布教が
広まっていったことが
背景にあると考えています
いまでは当たり前となった
檀家制度
お客さまと
お話しをしていると
うちらのお寺は
住職が代がわりしてね~
わたしたちのお寺は
檀家さんが減ってきて
と菩提寺(ぼだいじ)の
お話しをお聞きすることも
よくあります
菩提寺というのは
檀家として
お世話になっている
お寺の呼び方になります
考え方があわないから
お寺を変えたい!
僕も実際に
ドラマのように
お寺を変えたい!
という
ご相談をお受けしたことも
何回もありました
これは簡単なようで
ちゃんとしないと
後々に大変なことにも
先祖代々からの
おつき合いもあるし
お寺さん同士の
横の繋がりにも影響します
このことは
またの機会にでも
お話しをしますね
さてさて
今回のドラマ・・・
激怒した檀家さんとは
どうなったのでしょう
ドラマの第一話については
コチラのブログから↓
昔からの檀家さんを
怒らせてしまった
女子高生とイケメン僧侶
別の檀家さんが
アドバイスをくださいます
「檀家とお寺はチーム」
分からないことは聞いて
出来ないことは相談して
頼ってくれたらいいんだよ!
先代のおじいちゃんも
そういう人間関係を
大切にしていた
弱いところを正直に
出した方が上手くいく
と教えてくださいます
その後
怒っていた檀家さんに
右も左も分からないので
色々と頼らせてください
そうやって
ありのままの自分たちで
相談に行くと
それなら
若い二人を助けていこう!
と檀家の
総代さん(リーダー)たちと
いい関係を作りなおすことが
出来ました
人間は頼られると
助けてあげようと思うもの
自分たちで何とかするんだ!
と強がっていると
それなら
勝手にすればいい
とそっぽを向かれることも
自分の弱さを知って
それをさらけ出すことで
「助け合い」
という関係性が
作られるのかもしれません
檀家さんにとっても
先祖代々から
お世話なっている
大切なお寺
本当にお寺を良くしたい
という
若い二人の真摯な姿勢も
こころに
響いたんでしょうね
ドラマの設定なので
現実ではここまで
上手くいくかは別として
真摯に取り組むこと
弱さを受け入れて
それを伝えるということ
簡単なようで
なかなか出来てない
今回も気づきを頂けて
お笑いもある内容でした
・お寺ってどうなの?
・先祖代々から
決められた檀家なんて
・そもそも仏教なんて
などなど
現代では
檀家やお寺について
様々なことが言われいて
「葬式仏教だ」
という言葉も耳にします
しかし
生きていると
「死」ということと
向き合わないといけません
家族、親族、知り合い
自分自身の死ぬというコト
そこに向き合うとき
強い自分でいられる
そんな人ばかりでは
ありません
死だけではなく
病気にもなりますし
元気でいても
精神的に弱ることも
こころの拠り所となる
そんな場所や空間が
苦しい時の支えになります
北海道に
「べてるの家」という
社会福祉法人があります
そこはさまざまな
精神の障害をもたれた方が
お互いに助け合う施設
そこで言われているのは
「弱さを絆に」
それは
障害を病気とらえて
それを克服しよう
乗り越えていこう
そして社会復帰しよう
という考えではなく
べてるの家では
それを改善することを
目標にしませんでした
「弱さのままいましょう」
弱さを情報公開しあおうよ!
べてるの家におられる
ハヤサカさんという方は
作業が3分間しか続きません
ついたあだ名は
「ウルトラマン」
それを5分にして
10分にして
徐々に伸ばしていこう
ということをしません
そのままでいい
それを互いに知っておこう
ハヤサカさんは
「僕は3分しか続きません」
とみんなに伝えていきます
そうすると
それを助けようと
周りに人が集まってきます
作業能力が高ければ
人は集まってきません
自分の弱さを知ること
それを伝えること
そして
周りが受け入れたこと
そうすることで
いろんな人が
ハヤサカさんの周りに集まり
絆が生まれていった
わたしたちは
出来ないというコトや
逃げ出したり
投げだしたりする
「弱さ」を隠そうとします
そんなことはないって
自分で自分を
ごまかそうとします
でも
それをありのままに
出せるほうがいいなって
思います
「弱さ」を出せるほうが
生きやすい
そう感じます
生産性や効率
そのことばかりが
求められる現代は
弱さをだしずらい社会
自分の弱さすらも
見ないふりを
してしまいます
ありのままの自分を出して
ありのままに周りを
受け入れていく社会こそ
本当に生きやすい社会では
ないでしょうか?
檀家の話しから
大きくそれましたが
お寺という
すべてを受け入れてくれる
仏さまの教えがある場所
そのお寺こそ
生産性も効率も関係ない
ありのままの弱さを
情報公開できる場所
そんな場所に
なっていけたら
いいな~って思います
「べてるの家」の話しを
教えてくださった
須磨寺の小池副住職が
仰っておられました
大事なのは
自分も完ぺきではない
100点じゃない
そのことに
立ち返ったうえで
100点ではない相手を
認める心
その寛容な心が
とても大切である
お仏壇に手を合わせて
自分の弱さを見つめてみる
克服するのではなく
だれかに
伝えてみようかな
それこそが
生きる上での
本当の強さ
なのかもしれませんね
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
次回のドラマは
「模擬葬儀」
檀家さんとお葬式の
デモンストレーションを
するみたいですよ
こちらも楽しみです
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!