なぜお金を払ってまで
戒名が必要なの?
ウソの葬式をやるぞ!
と思ったら・・・本当に
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(575日目)
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島でお仏壇のことなら
音羽屋の山縣です
わたしたちは
お仏壇をとおして
「仏教のおしえ
で生きるヒントを」
「ご先祖の想いで
生きるチカラを」
イキイキ生きる
ブツダンライフを
お届けしています!
これまでの修復実績を
確認したい方はコチラから
インスタはじめました!
お!いいですね!
次は模擬葬儀を!
もぎそうぎ!?
白石寺のインスタが
出来たみたいですよ~
今週も始まりました
仏教系ドラマ
「女子高生、僧になる。」
略して女子僧の第三話
はい
すっかりハマってます
第二話の内容はコチラから↓
亡くなったおじいちゃんの
お寺を引き継いだ
女子高生とイケメン住職
お寺の負債を返すために
葬儀社と提携するも
リアルなお葬式の
経験がまったく無い
イケメン住職
練習も兼ねて
「模擬葬儀」をすることに
それならば!
と檀家さんも参列者と
なってくださり
迫真の演技を披露
なかには
喜んで故人の役をやる
檀家さんまで
ところどころで
ギャグ漫画のような
空気感が最高です
さあー!
いよいよ
模擬葬儀のスタート
と思ったら・・・
別の檀家さんから
突然のお電話
母が・・・
亡くなりまして
ほ、ほんとうの
お葬式のご依頼が
練習の前にいきなり本番!
となってしまいます
模擬の予定が
本当のお通夜となって
お寺はバタバタ
そんななか
お母さまの生前の
お話しをお聞きする住職
忙しい時なのに
どうして故人のことを
お聞きしてるのか?
それは「戒名」を
考えるためなんです
戒名というと
お寺さんから頂く名前
戒名、法名、法号
と宗派によって
その呼び方は異なりますが
お釈迦さまの弟子に
なりましたという証に
与えられる名前のこと
これは
自分で考えるものではなく
出家をしたお坊さんから
授かるモノになります
お坊さんは
生前の姿やお人柄を
思い起こしながら
考えてくださいます
僕のじいちゃんは
「釋積善」という
法名を頂いています
「釋」は
仏さまの弟子という意味
「積」は
生前の名前からの一字
「善」は
ご住職がじいちゃんの
生前の姿を思い出して
つけてくださった字
そして、おばあちゃんは
「釋善寿」という
法名を頂きました
二人ともに
「善」の一字を入れて
くださったということは
ご住職からすると
じいちゃんばあちゃんの
夫婦はふたりとも
「善」なる人柄だった
のかもしれません
思い起こせば
町内会長をやったり
色んなお世話をしていた
じいちゃんとばあちゃん
「善」という字から
人柄を思い出す
ことができます
しかも字のお蔭か
良い思い出だけが
よみがえってくるんです
孫の前でも
「くそじじぃ!」と
言いながら喧嘩をしていた
仲の良い夫婦でしたが
それもいい思い出として
よみがえってきます
戒名(法名)というのは
その人の良い部分が
ギュッと凝縮されたモノ
自分の良いところは
自分よりも他人が
見てくれているもの
そしてその戒名を
最も目にすることに
なるのは
遺された家族になります
戒名をとおして
故人の良いところを
思い起こしていく
ここに
日本仏教の特徴が
あるように思います
実はだれにでも
戒名を頂けるのは
世界中で日本だけなんです
他の仏教国では
出家してお坊さんになると
生前に頂けるのですが
一般の人にはありません
日本だけ
誰でも戒名を頂ける
ということになった理由は
様々あると思いますが
僕が考えるのは2つ
「経済的理由」と
「日本独自の風土」です
ひとつめの
経済的理由は
ずばり「お布施」です
お寺という
広い場所と組織を
維持するためには
お金がいります
そのためには
お寺から戒名を授けて
お布施を受ける
という仕組みが必要
それだけに限らず
お葬式や法事といった
仏教行事も
その仕組みの一つです
お金だけのことを言うと
非難されそうですが
そのようにしてでも
維持していく理由が
二つ目に繋がります
二つ目は
「日本独自の風土」
それは
仏教が伝来するよりも
以前からあった
八百万の神々を
大切にする風土です
あらゆるものに
神が宿ると考えていた
古来の日本では
生活の中での
神さまいう存在が
身近なものだったんです
それは
お亡くなりになられた方も
同じく
私たちの
身近な場所にいて
私たちを
見守ってくれている
いるかどうか
科学的な考えではなく
そういう文化であり
風習があるのが日本
そして
神さまにはそれぞれに
独特の名前があるように
故人も生前の俗名ではなく
仏さまになられた
新たな呼び名として
出家をしていない
一般の人々にも
戒名が受け入れられた
のではないでしょうか?
それだけ
日本には感受性豊かな
風土があり
その感性を
仕組みにできたことで
日本仏教が
発展したんでしょうね
ドラマのお通夜では
「精進料理」を
知らなかった主人公が
サラダバーを準備
お寺でサラダバーって
ある意味ありかも
それは置いといて
モノに
たましいが宿っている
と考えるのは
わたしたちの素晴らしい
想像力のお蔭です
僕たちがさわっている
お仏壇もお位牌も
中身を見れば
ただの「木」です
どれだけ塗装して
装飾して見た目が変っても
「木」には違いありません
他の動物は「木」だと
判断することでしょう
しかし
私たちはそれを
仏さまがおられる場所として
手を合わせ
ご先祖とつながる
時間として
静かにお参りをしています
頭のどこかでは
そこにいないことは
分かっていても
亡くなったあの方へ
話しかけたり
仏さまの教えを
受け止めたりします
大切な身内が亡くなって
癒されないこころも
戒名を頂いて
バタバタとしながら
お通夜とお葬式が
過ぎていき
四十九日
初盆
一周忌
三回忌・・・
そのたびに
戒名を見て故人との
別れを実感して
自分もいずれは
死にゆくことを想像します
なぐさめが徐々に
あきらめになっていく
あきらめとは
明らかになるということ
それは
常に同じ状態ではなく
だれもが必ず死ぬという
「諸行無常」の教えが
明らかになること
ではないでしょうか?
日本の仏教が考え出した
戒名や法事という仕組みは
人の死を
自分の生き方に変えていく
まさしく
「命のレッスン」
お仏壇は
そのレッスンをする場所
良いところが
ギュッと凝縮された
戒名を見つめながら
その人の生前の行いを
思い返して
今を生きている
私たちが受け継いでいく
そうやって
良いことの循環を
していくのが
「命のレッスン」であり
その循環に必要なのが
お仏壇になります
死を通して
いまを生きていくことで
「命のレッスン」は
イキイキとしてきますね
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
ドタバタ続きで
スタートしたお通夜は
大失敗
それでもめげない
女子高生とイケメン僧侶
次回のお葬式で
挽回できるか?
あああっと!
お寺の土地を狙う
コンサルがあやしい動きを
こりゃ来週も
目が離せませんな
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!