一年の計は元旦にあり
といえば元就公
扉がサビてはずれた!
その横にはサインが!?
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(656日目)
↓ ↓ ↓
いつもお仏壇のことを
考えている
お仏壇のお困りごと
解決人のヤマケンです
このブログは
仏壇職人のぼくたちが
大切なお仏壇のことで
お悩みのあなたに
お届けするブログです!
これまでの修復実績を
確認したい方はコチラから
突然、扉が
外れたんです・・・
!!!
大丈夫でしたか?
それに
落書きもしてあって
落書き・・・ですか?
広島が誇る知将!
一年の計は春にあり
一月の計は朔にあり
一日の計は鶏鳴にあり
お会計はアチラにあり
毛利元就が
語ったとされる言葉
いまでは
「一年の計は元旦にあり」
という言葉で有名ですが
いよいよ
今年もあとわずか
みなさ~ん!
来年の計画は
立てておられますか?
な~んて
偉そうなことを
言ってますが・・・
全然、計画を立ててない
毛離オイナリです
おいなりさん
大好物なんです~~
計画は立てていませんが
お仏壇は組立てています
昨日も無事に
仕上がったお仏壇を
お納めさせてもらいました
最初にお伺いした時には
障子という内側の扉が
外れている状態でした
さらに雨戸と言う
外側の大きな扉には
お孫さんのサインが
お仏壇にサインだなんて
ホットケないな~
間違いなく将来有望です
その他には
宮殿の小柱の
金箔が剥がれていたり
サビて緑青だらけに
なっている金具も
どうやら湿気が原因で
金具や金箔に
傷みが出ていたようです
ということで
こちらのお仏壇が
本年最後の修復となりました
まずはお仏壇を
分解していきます
柱も一本一本外して
裏側や下地の状態を確認
金具はかなりの数が
緑青でボロボロに
サビを取りのぞいて
金メッキしていき
劣化が激しいものは
新品と交換します
お孫さんのサインですが
これからは
色紙に書いてもらう
ということで
心残りですが
消させてもらいました
このように
完全に分解してから
塗装の汚れを落として
金箔を押し直していきます
ここがもっとも
時間がかかるのですが
今回は省略しますね
3分クッキングの
「出来たものが
コチラにあります!」
のアレです
その後に
仕上がった金具を打って
それぞれの部品が完成
お次は
いよいよ組立です
まずは
下台輪と呼んでいる
一番下に位置する枠に
両側面を立てます
後ろ側のむこう板を
組んでいきます
三枚の板をホゾで組んで
一枚の背面に
続いて、正面に戻って
内部の部品を
組み込んでいきます
側面の金箔を
傷つけないように
そ~~っと慎重に
ここからは
小柱を立てて
宮殿を乗せる準備です
(くうでん)
大きな宮殿をのせる
この時が
もっとも緊張の瞬間です
無事に乗りました~
お次は大柱と欄間を
組み込んでいきます
左右対称になるように
位置を確認しながら
打ちつけていき
上台輪を乗せて
全てのほぞに
ガチっとハマれば
胴体部分ができあがり
最後には
金具を打ち付けた
扉を吊り込んで
無事に完成です
今回は
京型のお仏壇でしたので
このような
組み方になりましたが
広島型は台輪と側板が
一体になっているので
違った組み方になります
同じ京型でも
時代が浅いタイプは
ほぞ組ではなく
タッカーを多く使ってあり
今回とは違う組み方を
しないといけません
また
以前に修復された
職人さんが独自の
組み方をしていたり
それぞれに
解いてみないと
分からないことも
よくあります
一年の計画を立てても
年が明けて
何が起こるか
分かりませんよね
「諸行無常」
(しょぎょうむじょう)
すべてのものは
移り変わり
永遠に
変わらないものはない
とお釈迦さまも仰いました
臨機応変に
一つ一つに対応していく
何ごとも受けとめる力も
大切ですね
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
一年の計画は
ないよりも
あった方がいいです
元旦になったら
カンタンに考えよ~
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!