あやまちを
刻んだ碑文とは?
文字が読めない
銅板の修復!
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(1481日目)
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〈ブログの著者紹介〉
こんにちは!
修復職人の山縣です
広島を中心に
お仏壇のお困りごとを
1,000件以上解決
その他に
お神輿や銅像も修復
このブログでは
作業の様子をはじめ
お仏壇、仏教のこと
日常生活から
神社仏閣巡りなど
お伝えしています!
さ~て
本日のお話しは・・・

さらにつづきです!
世界有数の
総合測定機器メーカー
株式会社ミツトヨ
先日から
志和工場と
郷原工場での
銅像修復の流れを
ご紹介しました
本日は
呉市広にある呉工場での
銅板修復の様子です
ミツトヨ志和工場での
銅像の塗装剥がれ
修復事例はこちら
↓
ミツトヨ郷原工場での
銅像の塗替えの
様子はこちら
↓

ミツトヨ呉工場からの
ご相談は
こちらの銘板
銘板に刻まれた
碑文の文字が
全く読めないので
それを
読めるようにして欲しい
とのこと
確かに
正面から見ても
文字が読みづらいです

ご担当の方によると

この碑文は
わが社にとって
大切な文章なんです!

大切・・・というと?

ここには
「あやまち」が
書いてあるんです

あやまち!?
どうやら
碑文には過去の
あやまちが書いてあり
それを
忘れないために
刻んであるとのこと
しかし
経年劣化によって
銘板が変色してしまい
全く読めなくなった
ようです
このことを危惧した
役員の方から
担当の方へと
早急に直しておくよう
修復の指示が
あったそうです

銅製の銘板は
裏側も
茶色くなっていました
銅の変色は
「劣化」ではなく
「酸化被膜」が
作られていく過程です
酸化被膜とは
金属が空気や
水に触れることで
金属が自ら作り出す
薄い膜のことで
腐食から守る
保護の役割があります
金属として
長く使い続けるには
必要な変化ですが
ただし今回は
文字が読めるように
そして
本来の色合いに
戻してほしいとの
ご相談
ご担当の方から
建立当時の資料を
見せていただくと
現在とは
全く色が違っています

よく見ると
文字も
はっきりしています

まずは
銅板の酸化被膜を
取り除くのに
酸化銅を溶かす
薬剤を塗布し
柔らかいスポンジで
擦っていきます

この作業を
繰り返すと・・・
当初よりも
色が随分キレイに
なってきました

しかし
何度繰り返しても
これ以上
変化しないどころか
銘板の変色は
十分に改善しません

ここで
台座から銅板を
外して確認すると

表面にまだらな
変色が残っているのが
分かります

もともと酸化して
全体が茶色くなって
いましたが
同じ薬剤を塗布して
違う反応が出た
ことで
枠が銅製で
銘板は真鍮製という
別々の金属だった
ことが判明
そこで
薬剤による作業から
金属の表面を
磨き落とすという方法に
変更するため
枠と銘板をお預りして
研磨をすることに
ただし
銅板や真鍮板は
どれでも
強く磨いてよい
わけではありません
素材や表面の状態
文字の彫りを確認し
文字を傷めない
研磨を判断することが
大切になります

枠は酸化被膜も
薄くなっていたので
すぐに仕上がりました
続いて
銘板ですが
こちらは
厚みのある
真鍮製だったので
表面を磨くと
枠とは違う色合いに
仕上がりました

ここから
表面に防水防錆加工を
していきます

ご覧のように
枠は銅製なので
薄茶色に
銘板は真鍮製なので
金色に近い色合いに
仕上がりました

仕上がった銅板を
設置して作業完了
今回は
薬剤による洗浄
↓
状態の再確認
↓
取り外し
↓
研磨
↓
保護処理
↓
再設置となりました
ここからは
ビフォーアフターを
確認してみましょう
before→after

全く違う色になり
キレイに輝いています
before→after

文字もはっきりと
読むことが出来ます
before→after

そして
最後は正面から
before→after

資料にあった
建立時の状態まで
戻りました
資料写真

仕上がり


見事に
仕上がりましたね!

はい!
良かったです!

私もこの文章を
ちゃんと読むのは
初めてなんです

そうでしたか
「あやまち」が
刻まれた碑文に
書かれていたのは・・・

きれいになった
銘板に
刻まれていたのは
過去の過ちを
忘れないための
「誓いの言葉」でした
ミツトヨでは
過去に測定機器の
不正輸出に関する
法令違反があり
2007年には
有罪判決と
輸出禁止の
行政処分を受けています
この出来事を
重く受け止め
二度と同じ過ちを
繰り返さないこと
そして
法令遵守と
高い倫理観を大切にし
信頼される
企業であり続けること
そうした決意が
銘板には
刻まれていました
今回の修復で
長い年月のなかで
読みにくくなっていた
文字が
再びはっきりと
見えるようになりました
過去の出来事を
なかったことにする
のではなく
忘れないために
言葉を刻む
そして
その言葉を
次の世代へ引き継いでいく
銅板を
きれいにするだけでなく
そこに刻まれた
大切な思いを
再び読めるようにする
今回の仕事を通して
修復には
そんな役割もあるのだと
感じました

これまで
数多くの銅像を
修復する中で
銘板には
様々な文章が
書いてありましたが
今回の様な
「誓いの言葉」は
初めて読みました
どれだけ大きく
立派な企業であっても
何かのタイミングで
道を間違えることもある
しかしそれを
ただのあやまちで
終わらせるのではなく
決して忘れないように
碑文として刻む
そこから
月日が経過して
その時の反省の念が
薄れたとしても
今回のように
銅板を修復することで
再び心に刻み直す
組織や企業として
だけではなく
人として
大切な姿勢を
教えていただいた
とても貴重なご縁でした
ご依頼いただき
本当に
ありがとうございました

音羽屋では
企業・学校・寺院
公共施設などの
銅像・ブロンズ像の
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本日もお読みいただき
ありがとうございました

ととのいました!
反省の言葉
とかけまして
禁煙
ととく
そのこころは・・・
どちらも
スイマセン(吸いません)
でしょう!
な~む~

そんな
お悩みありませんか?
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お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
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音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
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