お仏壇で繋がる江戸時代からの想い

宮島に「初」のコンビニ！

 

あの大鳥居から作られた

神さまをまたまた発見！？

 

 

お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい

 

 

職人が毎日
ブツブツ言ってます
（４７７日目）
↓　↓　↓

 

 

 

 

これまでの修復実績を

確認したい方はコチラから

 

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本日、宮島に
コンビニが「初」出店

 

 

 

 

そもそも

宮島の中にコンビニが

無かったことを

初めて知りました

 

 

 

 

場所は

フェリー桟橋を出て

正面すぐの所

 

 

 

 

ローソンが

出来たようですが
景観条例のため

青ではなく茶色

 

 

 

 

そう！

チャイローソン

 

 

 

 

宮島はG7の首脳陣も

立ち寄った場所として

これから外国人観光客が

さらに増えていって

 

 

 

 

昨年末に修復された
厳島神社の大鳥居も

多くの方々に
見てもらえますね

 

 

 

 

 

鳥居で作られた神さま！？

 

 

 

 

実は先日

その大鳥居の古木から

作られた神さまに

ふれる機会がありました

 

 

 

 

上の写真は

ご相談頂いた
お客様の神棚です

 

まず目に入ってくるのが

インパクトのある

恵比寿さんと大国さんの

大きなお面

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その間に

木彫りのお人形が

 

 

 

 

 

 

黒ずんでいますが

見覚えのある形です

 

 

以前に別のところで
見させてもらったのが
こちらの二体

 

 

 

 

 

 

 

 

 

形がちょっと
違う感じがしますね

 

 

 

 

前に教えて頂いたのは
１４８年前の明治八年の
大鳥居建立のとき
とお聞きしています

 

 

 

 

これは

どういう事でしょうか？

 

 

 

 

 

 

建立を繰り返してきた大鳥居

 

 

 

厳島神社の大鳥居は

いま現在で9代目になり

初代の創建が

1168年（855年前）

 

 

 

 

海の中に立っている

大鳥居なので

台風による大破もあったり

落雷で焼失したことも

 

 

 

 

その度に

新しい大鳥居を建立

 

 

 

 

その際に前の鳥居の木材

いわゆる古木（こぼく）で

恵比寿さんと大黒さんを彫り

 

 

 

 

地元やご縁のある家に

お配りしていたそうです

 

 

 

 

大変貴重な古木で作られた

恵比寿さんと大国さん

 

 

 

 

僕が見たのは

今回で3回目

 

 

 

 

一番最初は音羽屋の

すぐ近所の方で

町内会の会合のあとの

懇親会で教えてもらいました

 

 

 

 

もともと宮島が実家で

その実家を処分するときに

出来てきたのが

この二体の神さま

 

 

 

 

厳島神社の神主さんに

相談をして

大鳥居の古木で彫られた

ということが判明

 

 

 

 

しかし
話しはそこで終わらず

 

 

 

 

同じ町内会におられる

元テレビ関係の方に

このはなしをしたら

 

 

となり

なんとスタジオ出演まで

されたそうです

 

 

 

 

そしてその時

鑑定団が出した

驚きの鑑定結果は・・・

 

 

 

 

 

 

結果はブログの最後に

 

 

 

江戸時代の神さまで分かったこと

 

 

 

 

いま一度、今回の
恵比寿さんと大国さんを
見てみましょう

 

 

 

 

明治の古木と比べ

今回の二体は形が異なり

かなり黒ずんでいます

 

 

 

 

明治のもう一つ前の

建て替えが

1801年（222年前）

 

 

 

 

江戸時代となり

将軍は徳川家斉（いえなり）

 

 

 

 

徳川家康から始まった

江戸幕府の将軍15人の中

一番なが～く将軍の地位

にいたのが家斉公

 

 

 

 

家斉公は

贅沢な暮らしをしていた

と言われていて

 

 

 

 

その結果

幕府の財施破綻を

招いたそうですが

 

 

 

 

それによって

華やかな町民文化も発展

 

 

 

 

日本のお仏壇は

江戸時代の豊かな

町民文化から

生まれたとされています

 

 

 

 

それまでは

仏像を置くだけだったり

名号の掛軸を掛けておく

というスタイルから

 

 

 

 

塗りや金箔が豪華な

お仏壇へお祀りするという

スタイルへ発展

 

 

 

 

徳川家康が築き上げた

長い歴史を持つ江戸幕府

 

 

 

 

戦のない

江戸時代の安定した生活と

家斉公のおかげで発展した

華やかな町民文化

 

 

 

 

これらの時代背景があり

僕たちがさわっている

現在のお仏壇に

繋がっていくんです！

 

 

 

 

なんだか

ロマンがありますね

 

 

 

 

神さま仏さまで繋がる想い

 

 

 

 

江戸時代の職人が

彫ったであろう神さま

 

 

 

 

江戸時代のご先祖さまが

お参りをしていた神棚

 

 

 

 

その神棚も破損個所を

修復させてもらう予定

 

 

 

 

 

 

神さま仏さまを通して

日本の歴史をさかのぼると

 

 

 

 

様々な時代を越えた

ご先祖の方々の

想いが伝わってきます

 

 

 

 

江戸時代の神棚を

受け継いでおられる

お客さまのお陰で

 

 

 

 

自分たちの仕事に

誇りが持てた時間でした

ありがとうございました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

厳島神社の大鳥居の
古木で作られた
恵比寿さん大国さん

 

 

 

鑑定結果は

 

 

 

 

 

 

ご本人の評価額通り

1体1,000,000円

 

 

 

やっぱり

ロマンよりも

ソロバンが気になりますね