毎日のお線香は
3つの点に注意して
輝きをたもとう!
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(583日目)
↓ ↓ ↓
いつもお仏壇のことを
考えている
お仏壇のお困りごと
解決人のヤマケンです
このブログは
仏壇職人のぼくたちが
大切なお仏壇のことで
お悩みのあなたに
お届けするブログです!
これまでの修復実績を
確認したい方はコチラから
お参りって
毎日のことなのよね
そうですよね~
お線香で注意すること
あるかしら?
はい!ありますよ!
珠算競技大会があり
長男(中三)と次男(小6)が
参加してきました
長女(年長)と
お迎えに行ったけど
なかなか出てこない
最後の方に出てきたので
結果を聞いてみると
二人とも入賞
次男はみごとに
二つの部門で優勝
長男は
惜しくも2位でしたが
中3まで続けたことで
表彰をして頂きました
なんでも継続するって
大事ですね
通っている教室で
大会上位を
独占していたらしく
習っている環境や
その教室とのご縁も
大切だな~と実感
妻も僕もそろばんが
全くできないので
ホントに先生のお蔭です
継続すると言えば
お仏壇へのお参りも
毎日のことですよね
朝起きて
仏さまご先祖さまへ
新しいご飯とともに
手を合せてご挨拶
夕方もしくは寝る前に
一日の報告を兼ねて
感謝のお参り
生きていく上で大切な
人とのご縁や
働くことが出来る環境
ちょっとの時間
お参りするだけで
当たり前のような日常を
ありがたいと感じられ
悩ましいことや
壁にぶつかったときも
少しだけ冷静に
見直すことができます
それだけ毎日の
お参りは大切な時間
・・・ですが
気を付けないと
お参りの仕方次第で
大切なお仏壇を
ドンドンと
汚してしまうことに
繋がるんです
「汚してしまう」
というと
表現が良くないですが
仏さまご先祖さまに
手を合せて
お参りをするお仏壇
そんな大切なお仏壇
だからこそ
出来るだけ長く
美しく保って頂きたい
というのが
僕たちの願いです
では
何を気を付けた方が
いいのか?
いくつかある中で
今回はお線香について
お伝えしますね
先ずはお線香によって
どれだけ変わるのか?
コチラをご覧ください
↑金色に輝く
美しいお仏壇ですよね
こちらは
当社でお預かりして
洗浄と修復をした
「後」になります
当社で作業をする
「前」の状態がこちら↓
えっ
おなじお仏壇なの
という位に
色や雰囲気が違って
見えると思います
輝いていた金箔が
茶色くなってしまい
艶やかな漆の黒色も
くすんだような色に
この原因は
お線香の「煙」なんです
ゆっくりと
立ちのぼっていく
お線香の煙ですが
じつはその煙が
毎日、毎日
同じところに当たると
その部分が
徐々に変色していきます
例えるなら
タバコの煙による
ヤニの付着のようなもので
毎日のように
タバコを吸う部屋と
吸ってない部屋を比べると
一目瞭然
吸っていた部屋の
壁紙は真っ黄色に
ジックリと
変わっていくので
1日、1ヶ月、1年では
気づきませんが
何十年も経つと
大きな差が出てきます
逆にいうと
お線香を焚く時に
ちょっと心がけるだけで
キレイなお仏壇を
長く維持することが
出来るんです
お線香を焚く時に
気を付けて頂きたいことは
以下の3つになります
1、距離
2、本数
3、換気
一つずつ解説すると
「距離」とは
お仏壇とお線香の距離のこと
当然ですが
近い位置でお線香を焚くと
煙が当たりやすくなります
お線香が燃える時に
「木タール」という
物質が発生するのですが
この「木タール」は
距離が近ければ近いほど
付着してしまいます
しかし
離れれば離れるほど
分解されるので
付着しにくくなります
特にお仏壇の中で
お線香を焚いてしまうと
内部に付着するので
注意してくださいね
お線香の本数が多ければ
煙の量も増えてしまいます
ご宗派によって
本数に違いはありますが
多くても3本までに
しておきましょう
それに
当社でよく見かけるのは
畳の上のお線香の焦げ跡
長いお線香を立てて
お参りをしたあと
用事をしている間に
倒れてしまい
畳が焦げてしまった跡
畳ではなく他が燃えて
火事にならぬよう
本当にご注意ください
煙が真っ直ぐに
のぼることで
おなじ場所に当たります
特にお仏壇は
奥まった場所にあるので
風が周りにくいです
強すぎる風は
倒れる原因になるので
危険ですが
なるべく風通しの良い
空間にしておくことで
煙が分散します
ここまでが
お線香を焚く時の
3つのポイントになります
それならもう
お線香を焚くのを
やめようかしら?
キレイになった
お仏壇をお納めすると
そう仰って頂くことも
お線香は「香食」
(こうじき)といい
仏さまご先祖さまは
香りを召し上がる
と言われています
また
その煙によって
あの世とこの世が繋がり
仏さまご先祖さまとの
会話を煙が
運んでくださるとも
そして
僕が大切にしているのは
お線香の燃える姿です
一度火がつくと
無くなるまで
自らの体を燃やすお線香
燃えながら香りを広げ
自らは灰となって
サラサラと消えていく
この姿は仏教でいう
「精進」(しょうじん)を
あらわしているんです
頑張ろう!
と決めたことを
一心不乱にやり尽くす
そして
その努力をする姿は
周りに良い香りで
広がっていく
子どもたちのおかげで
お前も頑張れよ!っと
ハゲまされた一日でした
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
いただいた盾や
トロフィーを見ながら
「ニセモノの金じゃね~」
と素材ばかり見ていた
ソロバン勘定ばかりの
ド煩悩父親です
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!