どうして
お布団をかけて寝るの?
お仏壇が必要な理由も
人間が〇〇だから!?
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(595日目)
↓ ↓ ↓
いつもお仏壇のことを
考えている
お仏壇のお困りごと
解決人のヤマケンです
このブログは
仏壇職人のぼくたちが
大切なお仏壇のことで
お悩みのあなたに
お届けするブログです!
これまでの修復実績を
確認したい方はコチラから
母の代からお仏壇が
あるんですが・・・
そうなんですね
お仏壇って
いるのかしら?
それはですね・・・
ボーっと生きてんじゃ
ねーよ!
またまた
チコちゃんに
叱られてしまいました
「どうして人間は
布団をかけて寝るの?」
寒いから・・・
ではないんですって
だって~
最近は朝晩が冷え込んで
お布団からでるのが辛い
あったかいお布団で
ぬくぬくと
幸せな二度寝を・・・
ひーーー
お布団をかけて寝る理由
それは
「体温を維持するため」
というのもありますが
一番の理由は・・・
「巣穴に入るため」
人間も動物
寝る時は本能的に
身を守るために
お布団に入るんだとか
動物が
外敵に狙われるのは
寝ているとき
狙われないために
自分の巣穴にもぐって
グーグー寝ます
その本能があるので
私たちも体の上に
何かを被せることで
安心して眠れるんだとか
確かに夏場は
タオルケット一枚でも
安心感がありますよね
人間は弱いいきもの
寝ている時に限らず
起きている時も
集団で生活することで
外の不安から
身を守っているんですね
昨日は三原市にて
お仏壇を
納品させてもらいました
この度のお客さまは
7年前に
修復をさせてもらった方
今回はご自宅を
リフォームされる
ということで
その期間のお預かりと
清掃のご依頼を頂きました
もちろん
7年経ってもまだまだ
金箔も漆も輝いてます
お仏壇がないと
やっぱり不安ね~
四ケ月長かったですね
仏壇の中には
わたしのお守りが
入っているのよ
お守りですか?
そのお守りというのが
こちらの「三部経」
浄土真宗のなかで
大切にされている
「浄土三部経」になります
(じょうどさんぶきょう)
お嫁に来るときに
父が持たせてくれてね
そうなんですね!
姉は
宗教が違うからって
返したので
わたしが預かってるの
それで二冊・・・
姉は体調を
崩しがちだから
持っておくといいのに
お守り代わりですね
お父さまが
お嫁にいく娘二人に
持たせたという三部経
このお経があるおかげで
お客さまは
不安から守られていると
教えてくださいました
チコちゃんが教えてくれた
夜眠る時だけではなく
私たち人間は日常生活で
様々な不安を抱えながら
生きています
嫁いでく娘の不安を
少しでも守って欲しい
そんな想いから
お父さまは経典を
お渡しになられたのかも
しれませんね
10年前にご依頼頂いた
お客さまのお話しですが
お遍路で有名な
四国八十八カ所と高野山の
御朱印が印された掛軸
こちらの掛軸を
額装させてもらった
ことがあるんです
→
たたみ一畳よりも
大きな掛軸
この掛軸は
お客さまがお嫁にいくとき
お母さまが持たせて
くださったそうです
三人姉妹なので
それぞれの嫁いでくとき
嫁入り道具として
持たせたのだとか
そして・・・なんと!
この掛軸をつくるために
お母さまは歩いて
お遍路を周られたんです
しかも
大きな掛軸を三本抱えて
すべてのお寺で
御朱印を頂かれたとのこと
その想いと行動は
本当に尊いです
歩くだけでも
大変なお遍路
到着したお寺で
掛軸を一つずつ広げて
御朱印を頂いて
また巻き直して
次のお寺を目指していく
一本でも
それなりの重さですが
三本となるとかなりです
確かに
掛軸を見てみると
御朱印と御朱印の間に
切れ目がないので
全てこの掛軸に
直接書かれていました
嫁いだ先で
娘を守って頂きたい
娘が守られれば
嫁ぎ先の家も守られる
幸せな家庭を築くこと
それがわが娘の役割
そのために掛軸へ
お大師様のお力を宿して
持たせたんですね
どんなタンスよりも
どんな家具家電より
どんなモノよりも
素晴しい
これこそ
本当の嫁入り道具ですね
どうしてお仏壇が
いるのかしら?
どうしてなんでしょう?
答えを間違えても
チコちゃんは叱りません
それは
お布団をかけて寝るのと
同じく
不安から身を守るため
つまり
安心を頂くためなんです
お釈迦さまは
この世は
「一切皆苦」である
と説かれています
一切皆苦
(いっさいかいく)
人生は思い通りにならない
四苦八苦と
言われるように
人生とはそもそも
苦しいものである
仏教の考え方は
ここからスタートします
「苦しい」というと
なんかくら~い感じに
なりますが
思い通りになると
カン違いしているから
苦しむんですよ~
ということなんです
思い通りに
ならないことは
生老病死にはじまり
私たちの心と体
人との別れ
妬んだり憎むこころ
モノやカネへの執着
まだまだ沢山あります
この苦しみや不安は
誰にでもある
ということを
教えてくださっているのが
仏さまの教え
私たちは
苦しんだり不安になったり
弱い生き物なんです
だからこそ
助け合うことで
不安を解消したり
自分をしっかりして
生きていく
必要があります
助けてもらいなさい
守ってもらいなさい
そうやって
頑張りなさいね
そう願って
お嫁にいく娘さんに
お経を渡したり
掛軸を託したんでしょうね
弱いからこそ
お仏壇があることで
安心して生きていける
お参りをすることで
生かされていることに感謝し
守られていることで
安心できるお仏壇
嫁入り道具に
お仏壇も
いいかもしれませんね
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
チコちゃんを見ていたら
お皿洗った?
のひと言が・・・
ボーっと見てんじゃねーよ!
わが家は
いつでも修行道場です
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!