節分と立春の
スキマが危ない!?
だれもが持っている
3つのこころの毒とは?
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(694日目)
↓ ↓ ↓
いつもお仏壇のことを
考えている
お仏壇のお困りごと
解決人のヤマケンです
このブログは
仏壇職人のぼくたちが
大切なお仏壇のことで
お悩みのあなたに
お届けするブログです!
これまでの修復実績を
確認したい方はコチラから
あれもこれも
欲しいんです!
そ、そんなに!?
手に入れている
同級生が妬ましくて
どうされました?
おに?
節分の音羽屋には
オニよりもフクよりも
ホトケさま
・・・よりもカビが沢山
引出しの裏側に
ビッシリと生えてます
はじめは小さかったカビが
徐々に広がって
気付いたときには
カビにかびんになりながら
今日も
お仏壇を磨いています
オニは~そと
カビも~そと
節分の翌日は「立春」
立春は
冬から春になる「境目」
昔から
このような境目には
「魔がさす」
と言われており
魔を形にした
「鬼」を退治するために
豆をまいて払います
境目といえば
「大みそか」と「お正月」
このときにも
除夜の鐘をついて
煩悩を払っていきます
このように
「スキが危ないよ!」
というのを行事にして
伝えているんですね
また、仏教では
鬼は「自分」の中にいる
と考えられており
「三毒」(さんどく)という
捨てるべき心のことを
さしています
だれもが
ちょっとしたスキに
こころの鬼が現れて・・・
こうならない様に
お気をつけあそばせ
三毒とは
わたしたちが克服すべき
根本的な煩悩のことで
「貪・瞋・痴」
(とんじんち)と言います
一つずつ
簡単に説明していきますね
「貪」(とん)
むさぼりのこころ
人よりもたくさん欲しい!
なんなら
人の物でも欲しい!
欲しい欲しい!という
気持ちに支配されると
人を傷つけても
気が付いていない程に
「瞋」(じん)
いかりのこころ
ぜったいに許さない!
必ず、仕返しをしてやる!
怒りに支配されると
人に対して攻撃的になり
そのまま喧嘩
それが発展すると
戦争になってしまいます
「痴」(ち)
無智であること
真実を知らない
そして
真実を知ろうとしない
いい加減な情報や嘘に
振り回されて
ちゃんとした判断が
出来ない状態のことです
これら貪瞋痴は
三匹の動物に例えられ
ほしい!ほしい!と
常にエサを求めて
ついばむ姿から
「貧」はトリ
そ~っと近寄りペロペロ
体温が冷たいその姿から
怒りや妬みの象徴とされ
「瞋」はヘビ
食べて寝るのくり返し
何も考えずに過ごす
その姿から
「痴」はブタ
トリ・ヘビ・ブタ
に例えられている
貪・瞋・痴の三毒
この三毒は
ダレにでもあるとされ
日常生活の中で
私たちのこころに作用して
惑い、苦しみ、悩みの
原因となるんです
モノだけではなく
地位や名誉も欲しい!
ヒトより認められたい
なのになぜ・・・
あの人が私より上に?
アイツばかりイイ思い
そうか!
あっちは恵まれてるのか
どうせ私なんか
というのは
極端な話かもしれませんね
でも・・・
「私は大丈夫!」
と思っていても
スキがあると危ないよ
というのが
昔の人たちが
大晦日や節分といった
行事ごとを大切にしてきた
背景になります
それに最近の
ワイドショーや週刊誌を
見ていると・・・
冒頭に出てきた
お仏壇のカビ
はじめは
ちょっとのスキマにできた
小さな1点のカビ
そこから
徐々に広がって
気付いたらあっという間に
広がっていました
お仏壇のスキにも
カビという
毒がはびこります
しかし、このカビは
分解して磨き落せば
キレイに取り除けます
私たちのスキに
そっと出てくる三毒も
その毒が出てきた
現象を冷静に分析して
見つめなおし
こころを磨き直せば
取り除くことが
出来るはずです
節分と立春という
大切な節目には
自分にもスキがあると知って
心の中に
オニがいないかを
落ち着いて見直すために
仏さまの前で
手を合せる静かな時間も
必要ですね
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
2016年の節分は
時代の最先端をいった
鬼と福のハイブリッド
だったようです
8年経って
毒も毛もだいぶ
抜けてきたようです
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!