お顔が二つ!?
珍しい「両面地蔵」
私たちにひそむ
二面性とは・・・
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(1114日目)
↓ ↓ ↓

お仏壇のお困りごと
解決人のヤマケンです
このブログは
職人のぼくたちが
お仏壇や仏教のことを
お伝えするブログです!
さ~て
本日のお話しは・・・

いや~
ビックリしました!

どうしたんですか?

それが・・・

え、なになに?

うれしいお知らせ!
つい先日
三原で行われた
「新四国八十八カ所」の
お接待(おせったい)
に参加させて
もらいました
お伺いしたのは
「第三十番札所」
こちらの
阿弥陀如来像を
修復させてもらった
のがご縁で
その日の夕方
担当の方からメールが

想定以上に
お参りの方が来られて
仏像の評判が上々
写真撮影が
ひっきりなしで
担当の方もカメラマン状態
その様子に
地域の皆さまも
喜んでくださっている
とのこと
うわぁ
めっちゃ嬉しい
メールには
誰か宣伝してくださったと
ありましたが・・・
ブログには
場所の詳細まで
書いていないので
皆様のご尽力と
仏さまのご縁で
広がったんでしょうね
江戸時代から続く
地域の大切な信仰を
代々守り繋いでこられた
証ですね
仏縁が広がって
より穏やかで和やかに
なるといいですね~
ちょっとでも
関わることが出来て
本当にありがたいです
お接待の様子については
コチラから
↓

お接待の帰りに
ちょっと寄り道・・・
じつは
どうしても見ておきたい
お地蔵さまが
JR本郷駅近く
本郷図書館の駐車場の
すぐ傍にあるんです

こちらのお地蔵さん
なんとも珍しい
「両面地蔵」なんです
片方はこんな感じで
普通のお地蔵さま

グルっと
反対に周っても
同じようなお地蔵さま

チョット見る角度を
変えてみると

おおお
背中合わせの
お地蔵さまですよ
真横から見ると
もっと
分かりやすい

さらに
近づいてみると・・・

いや~
なんだかカワイイ
よ~く見ると
前掛けやお帽子が
両面用になってます

めっちゃ
素敵じゃないですか?
折角なので・・・
グルっと周って
撮らせてもらいました
↓
両面地蔵は
国内でも数少なく
他の両面地蔵を
ネットで見ましたが
ここまで完成度が高くて
違和感がないのは
有りません
しかも
お地蔵さま本体も
周りもとっても綺麗
地域の皆さまが
普段からお手入れして
くださっているんですね
お寺だけでなく
新四国八十八カ所や
両面地蔵など
古くから伝わる信仰は
守り繋いでいる
誰かのお蔭があるから
今の私たちが
お参り出来るので
「おかげさま」の
気持ちを
忘れてはいけないです
両面地蔵の場所はコチラ
↓

両面地蔵を
知ったきっかけは
前述の阿弥陀如来像を
修復したとき
歴史を調べていて
たまたま
こちらのお地蔵さんの
由来を発見

チョット
長くなりますが
いまから
180年以上前・・・
江戸の三大飢饉のひとつ
「天保の飢饉」があり
(てんぽうのききん)
本郷そして
沼田(ぬた)の地域は
冷害、洪水による大飢饉
さらにコレラが蔓延
大人だけでなく
多くの子供たちが
飢え死したそうです
その上
藩からの重い負担で
生活が困窮・・・
あまりの惨状に
心を痛めた
ひとりの尼僧さんが
子どもたちや村人の
供養のために
2体のお地蔵さんを
別々の場所に安置して
皆さんが
手を合わせる場所を
用意してくれます
それがきっかけで
町民のあいだで
慰霊のお祭りがはじまり
毎年7月に行われる
「沼田本郷の夏祭り」へ
繋がっていくんです
その後
昭和6年になり・・・
尼僧の物語に
想いをよせた人々が
両面地蔵を建立
両面地蔵は
子供たちを守るため
悪疫退散・家内安泰
交通安全のご加護が
あるとされ
先の2体のお地蔵さまと
ともに参拝者が
絶えないそうです
さらに詳しくは
コチラの資料から
↓
多くの人々が
亡くなられた飢饉から
繋がって
現代でも
子供たちを守るため
ジッと道路に
佇んでおられるんですね
天保の飢饉!?
そういえば・・・
昨年、沼田で
修復させてもらった
弘法大師像

その横にあった
銘板にも同じことが
記載されてました

こちらも
飢饉でいのちを
失った方々の
供養のために
作られたお大師堂
不思議な仏縁を
知ることができ
繋いでいく
大切さを改めて
気づかされました
弘法大師像の修復に
ついてはコチラから
↓

両面地蔵の下にある
台座には
「一善萬善」
(いちぜんまんぜん)
の文字
ひとつの善い行いが
より多くの善き事へと
繋がっていく
こうやって
お参りできるのも
大切に繋いでこられた
昔の人の
ひとつの行いのお蔭
安全に暮らせるのも
過去を乗り越えた
ひとりのご先祖のお蔭
善い面のウラに
辛さを乗り越えた
もう一つの面がありますね

私たちの中にも
善い面と
善くない面があって
外ではニッコリ
家ではグッタリ
なんて裏表も
どちらかだけではなく
両方あるから
成り立っていて
矛盾ではなく
補完しあうから
バランスがとれます
両面とも必要であり
大切にしたい
本当の自分
家に帰って
仏壇に座って
お線香の香りでホッとして
本来のもう一面を
出してみませんか?
両面地蔵が
背中を合わせるように
手と手を合わせて
自分の表とウラを
調和させる時間も
大切にしたいですね

音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました

ちなみに・・・
両面地蔵
とかけまして
野球の試合
とときます
そのこころは・・・
どちらも
表もウラも
あるでしょう!

表からも裏からも
薄くなってきたぞ
な~む~

そんな
お悩みありませんか?
でも・・・
周りに聞いても
誰も分からないし
家庭によって
事情はバラバラ
どうなるかは
分からないけれど
現在、
悩んでいる状態の
話しをするだけ!
音羽屋では
1,000件以上の実績で
どのような
方法があるのかを
お伝え出来ます
お名前を伏せて
頂いて構いません
もちろん
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お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
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