
長崎から広島へ
バラバラで届く!?
瓔珞はつなぎ目に
要注意!
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(1172日目)
↓ ↓ ↓
お仏壇のお困りごと
解決人のヤマケンです
このブログは
職人のぼくたちが
お仏壇や仏教のことを
お伝えするブログです!
さ~て
本日のお話しは・・・
長崎ですが
よかですか?
おおお!
ええですよ!
大事にせんばね~
大事にせんとね~
こんなことに!?
観音にあった
広島ダイヤモンドホテルが
解体中ですね
こんな風に
内側から崩すのかぁ・・・
ホテルが
終了してから約1年
小さい頃から見ていた
ダイヤモンドホテル
毎日の通勤道でもあり
利用したことも
ありますが
バラバラになると
もとの形が
思い出せません
バラバラといえば
音羽屋にも
こんなになった
お仏具が・・・
もとの形が
分からない状態
こちらは
「輪灯瓔珞」といい
(りんとうようらく)
真宗大谷派のみで
(しんしゅうおおたには)
使用されるお仏具
左右に飾り付けるので
全く同じ状態で
もう一つ届いています
上から吊下げる
ジャラジャラっとした
お仏具で
飾りの部品を
一つずつ小さな針金で
繋いであるため
針金が劣化すると
ポロポロと取れはじめ
こちらに
届いた時にはバラバラに
そこから
写真を撮るのに
並べているだけでも
部品が取れて
いってしまう状態
ここから
・部品の確認
・汚れの洗浄
・不足の補充
をして
一つずつ
地道に繋いでいきます
こちらは
浄土真宗本願寺派の
お仏壇ですが
浄土真宗には
東本願寺(お東)と
西本願寺(お西)の
2つの大きな派があり
お仏具の形も
少しずつ違っています
広島は
お西(にし)と呼ばれる
本願寺派がほとんどで
お東(ひがし)専用の
輪灯瓔珞は珍しいです
お西では
・瓔珞(ようらく)
・輪灯(りんとう)
の2つに分けてあり
こちらの
ジャラジャラしている
お仏具が瓔珞で
大きな傘から
皿を吊り下げているのが
輪灯になります
そして
この2つが合体した
輪灯瓔珞がこちら
取り外すと
こんなに長いんですよ
今回は
上の瓔珞がバラバラに
なっているのを直します
いずれのご宗派も
瓔珞の取り扱いには
注意が必要で
20年近く経過すると
繋ぎの針金が
劣化してしまい
お仏壇から
取り外しただけで
こうなることも
ここから
切れたところを直すと
隣が切れて
そこを直すと
さらに隣が取れる
となってしまうので・・・
全体を繋ぎ直すように
なります
普段は
触ることがない
お仏具ですが
お引越しの時など
移動をする前に
取り外してしまい
壊れることが多いので
ご注意ください
お引越しでの
注意点については
コチラから
↓
洗浄をして
繋ぎ直しをスタートして
約1ヶ月・・・
やっと
仕上がった状態が
こちらです
間に入っている
ビーズは
新しくしてあります
また
針金の素材は
もともとは真鍮ですが
ステンレスに
変えてあるので
前より丈夫になりました
小さな飾り
ひとつひとつを
「段」とよんで
傘に繋がっている
ひとかたまりを
「重」といい
お預かりした
輪灯瓔珞は
三重八段になっており
この様な傘が
左右に3つ
合計で6つあります
それでは
早速、三重の瓔珞を
組立てていきましょう
仕上り品が
絡まってはいけないので
段飾りには
ひとつずつビニールを
かぶせてあります
それぞれの傘とは別に
吊棒とかぶせを用意して
まずは
四段の傘に長い吊棒を
下から通します
中央の差込みから
次のフックへの
引っ掛けを出します
ここに
ペットボトルの
キャップのような
蓋を被せます
その次に
反っている花傘を
かぶせます
ここを逆に
することがあるので
ご注意ください
それでは
次の吊棒を
引っ掛けましょう
そこに
二段の傘を差し込んで
先ほどと同じく
蓋を被せて
反り花を取り付けます
そして
ラストの吊棒を通して
二段の傘を通したら
完成です
全体を見てみると
こんな感じ
ビニールで
保護しているので
分かりずらいですが
左右ともに
綺麗に仕上がりました
ここから
輸送中に問題が無いよう
丁寧に梱包
お客さまの元へ
組立用の説明書を付けて
発送です
お客様から
飾り付けが完成しとの
LINEが
今回のお客さまは
長崎県の方で
ブログを読んで
ご相談くださいました
無事に届いて
組立から吊下げまで
上手くいったようです
続けて
こんなLINEが・・・
施工例に
使ってよかですよ!
おおお~
九州の方言ですね
ということで
ありがたく
使わせてもらいます
ちゃんと左右に
吊下げてあります
それにしても
立派なお仏壇!?
寺院のお内仏みたいです
不躾ながら
お客様に質問をすると
明治25年生まれの
おじいさまが
自分でお作りになった
家の中の
大切なお参りの場所
まるで
お寺のお内陣のような
雰囲気
こんな尊い場所の
お仏具をお直しする
機会を頂けるなんて
本当に光栄なことです
残念ながら
ダイヤモンドホテルは
無くなりますが
新しい建物が
新たなご縁を繋いでくれる
ことでしょう
僕たちも
お直しをするという
この仕事で
新たな仏縁に感謝して
引き続き
精進していきます
この度は
ご依頼を頂き
ありがとうございました
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
長崎
とかけまして
雨男
とときます
そのこころは・・・
どちらも
今日も雨だった~♪
でしょう!
修学旅行で行ったなぁ~
な~む~
そんな
お悩みありませんか?
でも・・・
周りに聞いても
誰も分からないし
家庭によって
事情はバラバラ
どうなるかは
分からないけれど
現在、
悩んでいる状態の
話しをするだけ!
音羽屋では
1,000件以上の実績で
どのような
方法があるのかを
お伝え出来ます
お名前を伏せて
頂いて構いません
もちろん
ご相談だけで大丈夫
お気軽に
事前相談してください
解決の
きっかけになれば
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Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!