納品して
3年後にやり直し!?
突然
ヒビ割れた原因は?
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(1215日目)
↓ ↓ ↓

〈ブログの著者紹介〉
こんにちは!
修復職人の山縣です
広島を中心に
お仏壇のお困りごとを
1,000件以上解決
その他に
お神輿や銅像も修復
このブログでは
作業の様子をはじめ
お仏壇、仏教のこと
日常生活から
神社仏閣巡りなど
お伝えしています!
さ~て
本日のお話しは・・・

移動して
もらおうかと

わかりました!

ただ・・・
気になることが

???

ピッタリです!!
フルリフォームされた
お客様のお住まいは
まるで
カフェのような
オシャレな雰囲気
そこへ
ご実家から移動した
お仏壇をお納め
させてもらいました
じつは
こちらのお仏壇・・・
とある事情で
修復のやり直しを
していたんです

最初のご縁は
およそ3年前・・・
お父様のご法要を前に
ご依頼を頂きました
おじいさまの代から
受け継いできたという
お仏壇で
九州から広島へ
他の家具と一緒に
持ってこられたとのこと
お参りによる
ススだけではなく
金具には緑青サビが
発生していました

さらに
塗装が剝がれて
木地が見えている箇所も

そこで今回は
洗浄による修復ではなく
下地から直していく
塗替え修復を
させてもらいました

金箔も塗装も
全て剥がし落としてから
下地を塗り直して研磨
中塗りをして研磨
上塗りから研磨
と
塗っては磨くをくり返して
仕上げていき
その上から
金箔を押していきます
そうやって
仕上がった様子が
コチラ

修復前と
比較をしてみると
上部の欄間や金具
さらに塗装の輝きが
まったく違います
before

↓
after

つづいて
障子扉の格子や紗も
綺麗になりました
before

↓
after

先ほどの
塗装が剥がれていた所も
完全に直りました
before

↓
after

こうやって
納品も無事完了して
法事がおわり
お客様も
大変喜んでくださった
のですが・・・
3年経ってから
移動のご相談を頂くと

お久しぶりです!
今度は
自宅へ移設して
欲しいんですが・・・

分かりました

じつは
内側にヒビがあって
・・・

ヒ、ヒビですか!?
大きいですか?

10㎝以上は
ありますね~

すぐに行きます!
これまでに
数多くのお仏壇を
修復させてもらいましたが
「ヒビが入った」
というのは
初めての経験・・・
一体
どんな状態なのか

早速、お伺いして
見てみると・・・
みごとに
バシッーーっと
ヒビが走ってます

正直
想像していた以上の
ヒビ割れに驚きました
確認すると
その他に
小さなヒビが2か所あり
反対側は
何もない状態・・・
わずか3年で
ヒビが入ることは
今まで一度もありません
これまでに
1,000件以上の
修復をしてきましたが
10年以上経過しても
割れたことは
ありません
その場では
原因は分かりません
でしたが
お客様に
お話をさせてもらい
原因究明とともに
無償で
修復させてもらうことに
本来であれば
今年のお盆には
ご自宅に
お仏壇を移設して
お参りの予定でしたが
再び
修復をするとなると
お盆に間に合わないため
今年のお盆は
お仏壇が無い状態と
なってしまい
本当に
申し訳ありませんでした

早速、分解して
原因を探っていくと
もとの素材に
問題がありました
お仏壇には
様々な材料が使われおり
古いお仏壇には
天然の木材が多いのですが
大量生産の頃には
合板やMDFといった
加工された材料が
使われるように
なっていきました
ただし
それらの加工材は
湿気への耐久性が低くく
使用できる場所が
限られてきます
また
材料費を落とて
低品質なものを使うと
後々から悪影響が
出てきてしまいます
しかし
今回の場合は
一見すると
通常の加工材に
見えるけれど
実は
耐久性の低い材料が
使われていたため
修復による
下地の塗り直しに
耐えることが出来ず
短い年数で
割れてしまいました

このことを
職人の先輩や
先生に相談をすると
どうやら
同じような状況が
起きているらしく
修復をするときに
今まで以上に
素材の見極めが重要で
分解した後の
状態によっては
素材を入れ替える
必要のある事例が
増えてきたとのこと
そして
今後、修復をしていく
お仏壇には
このような素材が
使われている可能性が
高くなっており
今まで通りでは
難しくなっていくはず
とのことでした
大量生産大量消費
によって
様々な素材が開発され
便利になりましたが
後々を考えると
扱いが難しいという
結果になることも
・・・というよりも
もともと
後のことを考えてない
のかもしれません
僕たちは
お仏壇だけでなく
銅像の修復においても
洗剤も
天然に還るものを
使っています
しかし
それだけではなく
もとの素材の見極めも
今まで以上に
気を付けなければ
今回と同じようなことが
起こってしまうので
色々と
考えるきっかけとなった
再修復でした

片側の側面だけに
ヒビ割れがありましたが
念のために
両側とも
材料を入れ替えて修復
全ての実情を
お客様にも
お伝えさせてもらいました

直してもらえるとは
思ってなかったので
よかったです

ご迷惑とご心配を
おかけしました

引き続き
よろしくお願いしますね

はい!
失敗はありますが
そこから
教わることも多くあり
どのようにして
今後に活かしていくかが
大切になります
引き続き
修復を通して
手を合わせる場所を
繋いでいくために
これからも
精進し続けていきます

音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました

ととのいました!
失敗すると
とかけまして
カニ
とときます
そのこころは・・・
どちらも
降格(甲殻)になる
でしょう!
カニ料理は
口角が上がります
な~む~

そんな
お悩みありませんか?
でも・・・
周りに聞いても
誰も分からないし
家庭によって
事情はバラバラ
どうなるかは
分からないけれど
現在、
悩んでいる状態の
話しをするだけ!
音羽屋では
1,000件以上の実績で
どのような
方法があるのかを
お伝え出来ます
お名前を伏せて
頂いて構いません
もちろん
ご相談だけで大丈夫
お気軽に
事前相談してください
解決の
きっかけになれば
嬉しいです

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お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
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