久々の凄い雪でしたね~
お仏壇の中にも
雪のシーンがありますよ!
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(357日目)
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島で
お仏壇のことなら
音羽屋の山縣です
音羽屋では
まごころこめた
お仏壇の修復をとおして
「仏教のおしえ
で生きるヒントを」
「ご先祖の想いで
生きるチカラを」
イキイキした
ブツダンライフを
お届けしています!
雪だね~
きれ~
道が大丈夫かな
オラフ
つくろー
橋の上が
凍結してるかも
広島市内では久々に
大雪が降りましたね
大人は心配事ばかりの雪
子どもは楽しみな雪
僕もこどものころは
ワクワクしてました
おなじ雪という天気でも
年齢や立場で捉え方は
大きく変わりますね
本日は午前午後ともに
予定を変更しましたが
みなさんは事故など
ありませんでしたか
自分で雪だるまを作ったようです
せっかくなので
今日はお仏壇の中にある
雪のシーンを
ご紹介させてください
仕上がった金仏壇です
金仏壇の中には
細工(小さな彫物)が
沢山あります
顏の表情が可愛いです
上の写真は
お仏壇の上部にある
欄間(らんま)という
部分の細工になります
よく見ると
かわいらしいお人形が
置いてあるのが
見えるでしょうか
おばあさんとお坊さんです
これらの細工によって
様々な物語を
表現しているんです
右側は鬼なんですよ
どういう物語かというと
浄土真宗という宗派を開いた
親鸞聖人の物語になります
(しんらんしょうにん)
雪のシーンというのは
上の写真の場面になります
ちょっと
拡大してみましょう
人形は小指サイズです
え?雪?
って感じですよね
では
もともとの絵を
見てみましょう
寝転んでいるのが親鸞聖人です
今日のように
雪で覆われた道端で
外にいる親鸞聖人たちと
屋敷から出てくる人がいます
「石枕(いしまくら)」
といわれる場面で
親鸞聖人ご一行による
茨城県での物語です
この物語の中身は
だれにでも
信じる
心がある
という内容ですが
注意です
ここから物語を含めて
中身を考察していたら
長くなったので
読み飛ばしてもらっても
大丈夫ですよ
石枕
現在の茨城県に
罪で流された
日野左衛門尉頼秋
という方がいました
左衛門はもともと
人間不信の性格で
流罪になってからは
信じられるのは
お金しかないね
と今まで以上に
人を信じず
お金だけを信じて
貸金業をしていました
そんなときに
布教途中の
親鸞聖人一行がきて
一晩とめてください
とお願いされます
その日は
とっても機嫌が
悪かった左衛門は
外で寝ろ!
と断ってしまいます
外は降りしきる雪
親鸞さんは
門の前にあった
石を枕にして
横になります
吹雪がどんどん
強くなります
するとその夜
左衛門は守り本尊の
お告げの夢をみます
おい!左衛門!
外にいるのは
阿弥陀さんの
化身となる御方
お前は
このタイミングで
改心しなかったら
もうチャンスはないよ!
驚いた左衛門は
聖人を屋敷に入れて
申し訳ございません!
と無礼を詫びて
じつは・・・と
これまでの悪行を
すべて告白しました
すると親鸞聖人は
私たちは
悪いことばかり
しています
人を憎み
呪いもします
だが
汚れきった心
であっても
信じる心だけは
誰にでもあるもの
その心こそが
永遠にかがやく
仏の光なのです
と仏さまの慈悲を
お話されたそうです
阿弥陀さまの
大いなる慈しみの
本願を知った左衛門
その夜のうちに
親鸞聖人の弟子になり
法名を
入西房道円と名付けて
いただたそうです
ただ・・・
だれにでも
信じる心がある
と言われても
どう捉えたらいいのか
難しいですよね
物語を知っていても
中身をうまく解釈
出来ていませんでしたが
たまたま昨晩
大谷大学の一楽真先生の
オンライン講座を
受けていると
貪愛瞋憎
とんあいしんぞう
という言葉を
勉強しました
貪愛の心
自分の好きなモノだけ
求めすぎると
自分らしさを見失い
瞋憎の心
思い通りにならない
いかりや憎しみが
自分と周りの関係を
ドンドンと悪化させる
都合のよいものだけを
追い求めたり
都合の悪いものを
遠ざけても
真実のみちはなく
先ずは
追い求めたり
遠ざけたりする心が
自分にはあるんだと
自覚すること
だれにでもある
そういうイヤな心が
信じる心を
覆い隠している
だけだということ
そういう
良いも悪いもある
自分を自覚して
懸命に生きることが
一番自分らしい
という話しでした
そんな貪愛瞋憎の
イヤ~な気持ちを
雪に例えてみると
今は雪が降っていて
太陽は見えないけれど
ちゃんと
雲の上には太陽があって
雪の雲がなくなれば
再び太陽がでてくるので
雪を嫌がったり
雪がやむのを
待つだけではなく
雪を楽しむぐらいで
いいのかもしれません
必ず
太陽はあらわれますから
信じる心を大切に
ということですね
結論は
無理くりなので
まだまだ
勉強しておきます
今日お伝えしたかったのは
お仏壇には
このように仏教の教えや
物語を表現しているものも
ありますよということです
超ながながとなって
しまいましたね
音羽屋では
まごころこめて
お仏壇を修復することで
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
5年前の大雪の時は
こんなデッカイ
雪だるまを作りました
雪をたのしむって
大事でスノー
な~む~
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!