ひな人形に隠された
数字のヒミツ!?
お仏壇における
並べ方の決まりとは?
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(725日目)
↓ ↓ ↓
いつもお仏壇のことを
考えている
お仏壇のお困りごと
解決人のヤマケンです
このブログは
仏壇職人のぼくたちが
大切なお仏壇のことで
お悩みのあなたに
お届けするブログです!
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クイズです!
お!
なぜヒナって
言うのでしょうか?
ひ~なんもん!
その青い頭は・・・?
ひな祭りですね!
わが家にも
ひな人形が飾られました
人形の男女の並びを
右と左の
どちらにするのか?
一年に一回のことなので
忘れてしまうんですよね~
調べてみると・・・
その昔は
向かって右に男性
向かって左に女性
となっていたそうですが
そこから西洋文化が入って
向かって右に女性
向かって左に男性
と並びが逆になったそうです
京都などでは
昔からの並べ方で飾るので
他とは異なるらしく
地域や家によって
どちらもあるそうです
さてさて
ここで突然なんですが
長女から問題です
この写真の中に
雛人形と関係ないものが
3つあるのですが
分かりますか?
答えは
エンディングで
本日お伺いした
お客さまのお仏壇にも
「ひなあられ」が
お供えしてありました
冒頭でお伝えした
ひな人形の並べ方同様
お仏壇のお供え物にも
左右の決まりが
あるんです
そもそも日本には
「左方上位」
左側の方が順位が高い
という風習があります
これは中国から伝わった
「陰陽説」の影響で
ものごとを
「陰」と「陽」に
分けることからはじまり
左は陽、右は陰
男性は陽、女性は陰
などがあるのですが
ただ・・・
ややこしいのは
コチラ側から見ての
「左」ではなく
ムコウ側から見ての
「左」になるので
向かって「右」のほうが
上位となるんです
このことは
これまでにも
書かせてもらいましたが
字で説明するより
お仏壇で説明すると
意外と分かりやすいんです
お花とロウソクの
位置に関してはコチラから↓
お仏壇における
位置関係の場合は
仏さまから見て
が基準となります
仏さまから見て
「左」が上位となるので
わたしたちから見て
「右」側ですね
たとえば・・・
・両側の掛軸
・位牌の順番
・お供えもの
で説明をすると
浄土真宗の場合は
向かって右が親鸞聖人
向かって左が蓮如上人
となります
浄土真宗を
開いたのが親鸞聖人で
広めたのが蓮如上人
になられるので
仏さまからみて
上位である左側に
親鸞聖人が掛けてあります
お位牌の並べ方ですと
仏さまから見て左側に
もっとも古いご先祖さま
その次のご先祖さまは
仏さまから見て右側へ
さらに
その次のご先祖は
下の段へとなります
お供え物の場合は
三種類あるため
その順位は
香炉→灯明→お花
となり
三具足で並べる場合は
真ん中→
仏さま側から左→右
と置いていきます
この様に
仏さまから見て左側が
上位であると考えて
順番などを意識して
並べてくださいね
もう一件のお客さまも
ひなあられを
お供えしておられました
ひな祭りは
様々な文化や風習が
交り合って
現在のような形式に
その根底には
古くからの「通過儀礼」が
影響しているそうです
それは
一から十までの
数字に隠されていて
1ひ、2ふ、3み、4よ
5い、6む、7な、8や
9こ、10と
「ひな」は「1→7」
までの階段
そこから
8、9、10と
あがっていくと
「1→10」
つまり「ひと」となります
古くからの雛壇飾りは
「七段飾り」で
1から7までの
階段をあらわし
その先の
8から10までは
次の段階になります
7までがひとつの区切りで
そこから「人(大人)」への
ステップになるんですね
仏教においても
「初七日」
「四十九日(7×7)」は
7で区切られています
日常における
あらゆる出来事によって
今の自分が成り立っていて
ある段階を区切りにして
体と心が
成長をしていきます
この区切りは
子供が大人になるための
「節(ふし)」として
とても大切なことです
それは
子供に限らず
大人になってからも
物事に節をつけて
竹のようにしなやかに
過ごすことは重要です
ひな祭りという節目には
お仏壇にお参りをして
これまでの出来事に
区切りをつける
一日にしたいものですね
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
冒頭のクイズ
「ひな人形まちがいさがし」
のこたえは・・・
これがわかったら
うれひ~な~
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!