聖徳太子が着ていた
最古の糞掃衣を再現!?
お仏壇の拭き掃除には
身近なアレがおススメ!
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(834日目)
↓ ↓ ↓
いつもお仏壇のことを
考えている
お仏壇のお困りごと
解決人のヤマケンです
このブログは
仏壇職人のぼくたちが
大切なお仏壇のことで
お悩みのあなたに
お届けするブログです!
これまでの修復実績を
確認したい方はコチラから
ついに
出来上がりました!
何が出来たのですか?
最高に
ボロボロなんです!
んんん?
これはなに?
写真は
東京国立博物館にある
世界最古の
「糞掃衣」(ふんぞうえ)
コチラの持ち主は
なんと
聖徳太子だったんです
糞掃衣(ふんぞうえ)とは
お釈迦さまが定めた
袈裟(けさ)のことで
掃除用に使って
ボロボロになった布を集め
それを縫い合わせたもの
ようするに
「ぼろきれの衣」
修行僧は
新しいモノではなく
捨てられた布を着なさい
ということでしょうか?
現代では
きらびやかな袈裟しか
見たことがありませんが
当時の糞掃衣が
どんな感じだったのか
気になりますよね
聖徳太子の糞掃衣は
継ぎはぎも朽ちてしまい
穴あきになっています
「糞掃衣を再現しよう!」
というプロジェクトが
昨年からはじまり
今年の春に完成
神戸市の須磨寺(すまでら)で
お披露目の法要が
執り行われました
プロジェクトはもともと
般若寺(山口県平生町)の
福嶋住職が始められたもの
しかし・・・福嶋住職は
昨年の1月に
突然のご病気でご遷化
意思を引き継いだのが
親交のあった
須磨寺の小池副住職
専門家として
奈良国立博物館の
三田研究員が加わり
さらに
樹木から糸を作り出す
「縁樹の糸」(えんぎのいと)の
加藤さんが生地を作成
高野山の杉の倒木と
須磨寺の桜を剪定した枝
そこから作られた糸に
一針一針に心を込めて
縫い合わされていきます
「一針一仏」の
こころに賛同された
1,000人の手によって
ついに完成
コチラが
5月にお披露目された
糞掃衣をまとった小池副住職
朽ちていく倒木や
処分される枝を使って
作られた令和の糞掃衣
かつてのボロキレを使った
糞掃衣の精神に
通じるモノがありますね
いつもながらに
前段が長すぎましたが
ここからが本題
お仏壇の拭き掃除に
おススメしているのは
「メリヤス」です
さすがに
糞掃衣ではありませんが
リサイクルメリヤスという
白い衣類を洗浄して
再利用されたモノ
こちらは
僕たちがお仏壇を磨く時にも
重宝しています
リサイクルメリヤスを
使用する理由は
・価格が安い
・油の拭き取り
・環境にやさしい
・丈夫で破れにくい
この4点です
リサイクルなので
新品よりも
低価格で手に入ります
また
油をよく吸ってくれて
生地は柔らかいのですが
ゴシゴシしても大丈夫
さらに
綿素材を選んでいるので
環境にも優しいんです
ただし
大きさは不揃いなので
そこは・・・
気にしないでください
お仏壇をお掃除する用の
メリヤスは
必要なくなった
白い肌着やTシャツで
構いません
人の肌にふれる用に
作られており
その他の布に比べて
柔らかくて
傷がつきにくいので
塗装にも優しいんです
着なくなった服
そのままではなく
チョキチョキとカットして
使いやすい
大きさにしてくださいね
お掃除については
コチラもご参考に!
↓
みんなの想いと
努力によってよみがえった
令和の糞掃衣ですが
出来上がった時に
こんなエピソードが・・・
縫い終わった後
ノリをおとすために
須磨の霊泉で
洗いに行ったんです
清らかな水が湧く
あの有名な霊泉ですね!
そうしたら・・・
僕たちの隣で
おばあさんが
汚れた雑巾と軍手を
ピチャピチャと
洗っておられて
えーーー
貴重な糞掃衣が
汚れちゃいますよ!
わたしも思いましたよ~
でも
グッとこらえました
ということは・・・
汚れた水が
しみちゃったんでは
そうなんです!
これでやっと
本当の糞掃衣に
なったんですよ!
あ・・・なるほど!
粗末だとか
立派だとか
汚れているとか
清らかであるとか
価値があるとか
役に立たないとか
そのような
世間の価値感に
捉われることなく
本当に大切なことは
なんであるか?
それは
全てのモノには
それぞれに価値があり
お互いに影響し合う
尊い存在であるということ
本来であれば
捨てられるはずの
布からつくられた糞掃衣
1,000人もの人々が
一針一針縫っていき
それぞれの
想いが重なるうちに
いつの間にか
価値観が
変わっていたんですね
見た目が綺麗だから
素晴らしいのではない
おばあさんが
持っていた雑巾も
みんなで作った衣も同じ
だれもが
尊いということを
忘れてはいけませんよ
そんな
戒めのようなお話し
まだまだ
僕のこころの汚れを
磨かないといけません
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
ボロギレの衣を
おめしになっていた
聖徳太子さま
もしかしたら・・・
「ちょうとクサいし」
なんて言われてたりして
そんな
お悩みありませんか?
でも・・・
周りに聞いても
誰も分からないし
家庭によって
事情はバラバラ
どうなるかは
分からないけれど
現在、
悩んでいる状態の
話しをするだけ!
音羽屋では
1,000件以上の実績で
どのような
方法があるのかを
お伝え出来ます
お名前を伏せて
頂いて構いません
もちろん
ご相談だけで大丈夫
お気軽に
事前相談してください
解決の
きっかけになれば
嬉しいです
LINEなら
24時間いつでもOK
LINEには
3つのいずれかで
繋がります
↓
もちろん
お電話(8時~19時)でも
082-231-3721
お気軽にご相談ください
作業風景は
InstagramをCheck
ボチボチ更新中
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!