初めての
お花のプレゼント!!
お仏壇のお花の向きは
あっち向き?こっち向き?
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(551日目)
↓ ↓ ↓
こんにちは!
広島でお仏壇のことなら
音羽屋の山縣です
わたしたちは
お仏壇をとおして
「仏教のおしえ
で生きるヒントを」
「ご先祖の想いで
生きるチカラを」
イキイキ生きる
ブツダンライフを
お届けしています!
これまでの修復実績を
確認したい方はコチラから
お花選んでいいの?
自分で選んでみて!
この色とこの色!
楽しみだね~
昨日は妻が所属している
ママブラスの演奏会に
長女と行ってきました
差入れにお花をあげよう
ということで
お花屋さんへ
自分で花を選んで
小さい花束を
アレンジしてもらいました
上のお兄ちゃん二人も
同じような場面が
ありましたが
女の子は違いますね~
お花選びから
花束を持ち歩くのも
楽しそう
花というのは
心を明るくしてくれる
不思議な力がありますね
僕が最近
花束以外で花を買ったのは
お墓参りとお仏壇に
お供えをするお花
お供え用の花といえば
「菊」がメジャー
菊でなければ
ダメではないのですが
年間を通して
手に入りやすいですよね
そんな「菊」ですが
つい先日の
NHKの「らんまん」では
「菊の原種」が出てました
日本自生の原種の菊は
「ノジギク 」(野路菊)
千年以上前から
品種改良がまったく
入っていない菊で
海岸沿いの明るい崖に
生まれながらの形で
咲いているそうです
ノジギクのような
白い小さな菊の花
お供えのお花には
必ず入っていますよね
この「白い花」には
ある理由があります
お釈迦さまが
お亡くなりになられた時
悲しみで周りの花々が
真っ白になりました
鶴が舞い降りたように
一面が白くなったことから
「鶴林」(かくりん)と呼ばれ
故人を偲ぶお花には
白いお花を入れるという
慣習になっているんです
そういえば
お仏壇のお花は
何も考えずにコチラ向きに
お供えしますよね
まてまてまて
仏さまへのお供えなんだから
コッチじゃなくて
アチラ向きでしょう
なんて
考えたことありませんが
実はそれぞれの向きには
名称があるんです
向上相(こうじょうそう)
花を仏様に向ける
向中相(こうちゅうそう)
花を八方に向ける
向下相(こうげそう)
花を自分たちに向ける
これは
平安時代の宇多天皇が
向下相でのお供え
「花は自分たち向けて
お供えしようよ!」
と推奨されてから
コチラ向きに
お供えするように
なったんです
というよりも
コチラ向きに慣れてるので
お花が後ろ向きだと
なんか違和感あります
う~ん
見慣れているとはいえ
なぜコチラ向きに
お花をお供えするの?
ちょっと
気になりますよね
だって
お歳暮を贈るときは
相手にむけて渡します
仏さまに
お供えするお花なのに
反対を向ける理由
それは3つあります
・お浄土の世界を表現
・慈悲のこころを頂き
・私のこころを穏やかに
先ず
お花をお供えすることで
お仏壇のなかで
お浄土を表現します
極楽浄土には色とりどりの
花々が咲きほこっている
とされています
お仏壇のなかで
こちらをご覧になっている
仏さまを中心として
花々で演出をするんですね
そして、花々から
「慈悲」のこころを
受け取るために
コチラをむけます
「慈悲」のこころとは?
楽しんでもらいたい
幸せにしたい心が
慈悲の「慈」
苦しみを
なくしてやりたい心が
慈悲の「悲」
花はその姿だけで
悲しい気持ちすらも
すこし和らげてくれます
それこそが
「慈悲」のこころ
そうやって
私たちのこころが
少しでも
穏やかになるように
そのためにお花は
私たちを向いて
お供えをするんですね
じゃあ・・・お花を
仏さまへ向けては
ダメなの?
というと
そうではありません
知り合いのお寺さんに
お聞きしましたが
亡くなられたお母さんが
大好きだったという
ヒマワリ
そのヒマワリを
こちらではなく
仏さまにむけてお供えを
しても大丈夫です
一番大切なのは
お参りをするこちらの
心の持ちようなんです
そして
お花はイキイキと
咲いてくれていますが
いずれは枯れてしまいます
暑いこの時期だと
水がなくなるのも早く
夕方には元気がなくなるお花
この姿も
私たちに命のはかなさを
見せることで
「諸行無常」という
すべてのモノは
移ろい変わりゆくことを
教えてくれています
はかない命にもかかわらず
私たちは
心が穏やかではない
そんな時もあります
地面から切り離されても
懸命に咲きほこる花は
そんな私たちの心も
和らげてくれます
お花だけを見ていても
とても大切な気付きを
与えてくれるお仏壇
まだまだ
暑い日が続きますが
花のようにリンとして
美しく生きたいものです
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
こうやって花屋に一緒に
行ってくれるのは
何歳まで
なんでしょうか?
いずれはハナれていく
花のおハナしでした
お慈悲を
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!