え!?あの黄色いのは
ブタクサじゃないの?
お花をお供えする時の
3つの注意点とは?
お仏壇には生きる
秘訣がいっぱい
職人が毎日
ブツブツ言ってます
(591日目)
↓ ↓ ↓
いつもお仏壇のことを
考えている
お仏壇のお困りごと
解決人のヤマケンです
このブログは
仏壇職人のぼくたちが
大切なお仏壇のことで
お悩みのあなたに
お届けするブログです!
これまでの修復実績を
確認したい方はコチラから
どんなお花を
お供えしてもいいの?
はい!大丈夫ですよ!
気を付けることはある?
はい!3つあります!
秋のお花もいいですよね
春とは違った
雰囲気があるので好きです
そして何よりも
僕は秋の花粉症が無いので
外にいても楽なんです
先日の遠足でも
コッソリと抜け出して
花々を散策してきました
ススキって花じゃなくて
実なんだそうですね
その日から
くしゃみが出て
喉がおかしいと言う妻
あの黄色くて背の高い
ブタクサがダメなのね
あれはブタクサ
じゃないらしいよ
!!!
そうなんです
僕も
最近知ったんですが
よく見かける
背の高い黄色い花
この花が
ブタクサだと思っていたら
違うんですね
本当は
セイタカアワダチソウ
って言うんだそうです
「ブタクサ」って検索すると
上の黄色い花が
出てきたりするんですが
本当のブタクサは
形が違うんです↓
ブタクサって
そこらじゅうに
めっちゃ生えてるじゃん
と思っていたから
思い込みって怖いです
セイタカアワダチソウさん
カン違いして
ごめんなさいね
お花のカン違いと言えば
お仏壇にお供えするお花
これまでは
お供えに適さない
お花として
いくつかの種類があり
・トゲがある
・ドクがある
・縁起が悪い
この三種類は
あまり相応しくないですよ
と言われていました
代表的なのはバラ
トゲがあるお花は
「ケガ」を連想させるので
適さないとされてきました
しかし、最近では
絶対にやめましょう
とは言われておらず
故人の方が
お好きだったお花として
お供えされることもあります
といっても
トゲで怪我をしないよう
前もってトゲを
切っておくと安心ですね
アジサイやスイセン
それにスズランといった
スミレ科の植物には
毒性があるとされ
仏さまご先祖さまへ
毒をお供えするなんて!
と避けられていました
チューリップも
球根に毒性があると
言われてますよね
最近ではこれらのお花も
お供えのお花として
見るようになりましたね
椿は咲いてから
花ごと落ちる様子が
首が落ちるみたい・・・
といわれ
「死」を連想させるお花
として避けられてました
彼岸花も根に毒があり
赤い色が血を連想させる
と言われています
これら3つの種類ですが
最近ではあまり厳しく
言われなくなりました
とは言っても
わが家のお仏壇に
お供えするのであれば
いいのでしょうが
他人さまへお供えとして
お渡しする時には
気を付けておいた方が
いいかもしれません
そしてじつは
お花の種類よりも
「お供えの仕方」の
注意点があるんです
様々なお花を
お供えしてもよいという
時代になりましたが
お仏壇を修復する
僕たちから見て
このお供えの仕方は
気を付けて!という
注意点が3つあります
・花粉に注意!
・お水に注意!
・キズに注意!
この3つのポイントは
お仏壇を出来るだけ長く
そして綺麗に保ってほしい
という視点からの
注意点になりますので
ご参考になれば嬉しいです
それでは
一つずつ解説しますね
↑このお写真は
お仏壇の中にたまった花粉
花粉というのは
とっても小さいです
目に見えないので
気にならない
かもしれませんが
つぼみの状態から
開花する時に
パァ~~っと
飛び散ってしまいます
その小さな花粉が
少しずつ少しずつ
お仏壇に付着していくと
こんなシミに
なってしまうんです
特にユリの花は
花が咲く時に勢いよく
花粉が飛び散ります
またユリの花粉は
粘着性があるので
乾いてしまうと大変
そうならないために
お花をお供えする時は
側面や棚部分に
近づけすぎず
決して当たらない様に
注意してくださいね
上の写真の
白く剥がれたところを
ご覧ください
これはお花のお水が
こぼれたことで
塗装がバリバリに
剥がれてしまったんです
ちょっとのお水なら
大丈夫かな?と
放っておくとしみこんで
下地から剥離する原因に
もちろんこちらの
下段部分は分解をして
完全に修復致しました
お花のお水は
こぼれないように
することも大事ですが
季節によっては
カビの原因にもなります
写真のように
花立の周りの棚や
仏具にまで白カビが
こうならないためには
換気も大事ですが
梅雨時期には
お花をお仏壇の中ではなく
外側に出して
おいた方がお勧めです
上の写真は
膳引きという
引っ張りだせる棚ですが
小さなスリ傷が
沢山ついているのが
見えますでしょうか?
これはお花立による
キズになります
お花立は
もともと重たいのですが
お花とお水が入ると
さらに重たくなります
そうして
動かすときなどに
横にズズズっと
コスってしまい傷に
そうならない為にも
花立の下には
柔らかいクッションを
敷いておきましょう
当社で
お納めさせてもらった時は
下のようなクッション材を
敷くようにしています
小さなスリ傷でも
汚れがつまりますので
ご注意ください
このように
お花のお供えには
3つの注意点があります
・花粉に注意!
・お水に注意!
・キズに注意!
これらは
ネットでは出てこない
注意点になります
お花そのものに
目がいきがちですが
お仏壇本体のことを
考えるととても重要
ちょっとのことで
大切なお仏壇を
少しでも長く綺麗な状態で
保って頂くことが出来ます
どうぞお気をつけて
お供えをしてみて
くださいね
仏さまへの
お花がわたしたちに
教えてくれることは
沢山あります
その美しさが
いつかは
枯れてしまう姿から
全てのモノもコトも
移り変わりを繰り返し
変わらないものはない
という
「諸行無常」を
受け取ることも出来ます
どんなにイイことが
あったとしても
どれだけイヤナことが
ふりかかっても
おなじ状態が
ずっと続くということは
ありません
・・・というのは
終わってみてから
分かることなんですが
その渦中にいると
なかなかそうもいかなくて
思い通りにいかなくて
身近な人のひと言で
ついカッとなってしまう
こともあります
そんなときに
花がわたしたちに
教えてくれる
もうひとつのことは
「忍辱」(にんにく)
つまり
耐えるこころです
暑さに耐えて咲き
寒さを忍んで咲きほこる
花はあらゆる環境で
美しく咲いてくれます
私たちも
思い通りにならないとき
どれだけ耐えられるかで
相手に対して
咲きほこる姿が変わります
いつかは枯れるてしまう
この命ですが
出会う人にとって
こころが和むような
生き方で
命を咲かせたいものです
音羽屋では
お仏壇をとおして
仏教の教えで
生きるヒントを
ご先祖さまからは
生きる力を
イキイキできる
ブツダンライフを
お届けします
本日もお読みいただき
ありがとうございました
ちなみに・・・
外来種である
セイタカアワダチソウは
国内でドンドン侵略中
ですが・・・
逆に海外では
ススキが外来種として
猛威を振るっているらしい
植物の世界も
ニンニク合戦ですね
Profile
お仏壇の修復業を主として、広島県内を中心に仏壇に関するお困り事を解決しています。
中国地方で唯一工法特許を取得した洗浄技術の使用許可を持っています。
お仏壇を美しく、よみがえらせることで、より多くの家の、その家らしさをよみがえらせていきます。
音羽屋では、まごころこめて、お仏壇を修復することで
プロフィール詳細「仏教の教えで生きるヒントを」
「ご先祖さまからは生きる力を」
イキイキできるブツダンライフを伝えていきます!